2015 Fiscal Year Research-status Report
教養教育授業評価スケールの開発と有効性検証-授業改善システムの構築に向けて-
Project/Area Number |
15K13173
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
舟島 なをみ 千葉大学, 看護学研究科, 教授 (00229098)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中山 登志子 千葉大学, 看護学研究科, 准教授 (60415560)
小澤 弘明 千葉大学, 文学部, 教授 (20211823)
白川 優治 千葉大学, 普遍教育センター, 准教授 (50434254)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 授業評価 / 教養教育 / 尺度開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、教養教育授業改善システムの構築に向け、授業評価に活用できる尺度とその活用ガイドを開発することである。この目的達成に向け、平成27年度は以下に示す研究を実施した。 1.教養教育の授業の「構造」及び「過程」の質を測定する質問項目の作成・尺度化:先行研究により既に解明した「学生が教養教育の授業を評価する基準」に基づき、教養教育の授業の「構造」と「過程」の質を評価する質問項目を作成し、「構造」を評価する授業デザイン評価スケール-教養教育用-、「過程」を評価する授業過程評価スケール-教養教育用-を構成した。 2.尺度の内容的妥当性の検討:2種類の尺度の内容的妥当性を検討するため、教員および学生による尺度検討会を開催し、質問項目の内容の妥当性、表現の適切性、追加・削除すべき質問項目の有無等を検討した。検討結果に基づき修正した18質問項目からなる授業デザイン評価スケール-教養教育用-、35質問項目からなる授業過程評価スケール-教養教育用-を用いて、パイロットスタディを実施した。 3.尺度の信頼性・妥当性検証に向けた調査の実施:尺度の信頼性・妥当性の検証に向け2種類の尺度を用いた授業評価を実施した。その結果、授業デザイン評価スケール-教養教育用-は、11大学32授業における学生2007名の授業評価データを収集できた。また、授業過程評価スケール-教養教育用-は、11大学33授業における学生1978名の授業評価データを収集できた。次年度前半、収集したデータの入力を終了し、2種類の尺度の信頼性と妥当性を検証する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定通り、今年度計画していた2種類の尺度を作成し、作成した2種類の尺度の信頼性・妥当性検証に向けた調査を実施、調査データの入力のみを残した。 また、当初目標としていた10大学20授業以上の調査データを収集できた。
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Strategy for Future Research Activity |
平成28年度、調査データの入力を早期に実施し、2種類の尺度の信頼性と妥当性を検証する。 また、その後も計画通りに研究を推進する。
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Causes of Carryover |
教養教育用の授業デザイン評価スケールと授業過程評価スケールの信頼性・妥当性検証に向けた調査において収集した2種類の尺度あわせて約4000データの整理が今年度中に終わらず、予定していたデータ入力が終了せず、データ入力の費用に残額が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
教養教育用の授業デザイン評価スケールと授業過程評価スケールの信頼性・妥当性検証に向けたデータ入力費に使用する。
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