2015 Fiscal Year Research-status Report
地域づくりにおける三職種の連携・協同の実践モデルの構築に関する実践的研究
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15K13188
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Research Institution | Sendai Shirayuri Women's College |
Principal Investigator |
槇石 多希子 仙台白百合女子大学, 人間学部, 教授 (80209402)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 地域づくり / コミュニティ キャパシティ / 社会教育 / 社会福祉 / 専門職種の協同 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、地域づくりの方法論であるコミュニティ・キャパシティを高めるために必要な教育、福祉、健康に関する三つの職種の協同関係の構築の方法的戦略と、そのための職員の専門性の内実と養成のカリキュラム、研修方法を開発することにある。日本の地域社会の抱える諸問題として、高齢化にともなう介護予防や、健康づくりなどの課題がある。この問題を解決するには、社会福祉の機関による個別アプローチだけでなく、地域にある公民館等の教育機関との連携、すなわち教育的アプローチが必要となる。本研究では、教育と福祉のサービスを地域レベルで提供している諸機関(公民館、地域包括支援センターなど)の連携構築を図りつつ公民館のプラットホームとしての役割の意義と、具体的な実践手法を開発する。 27年度は、コミュニティ・キャパシティ開発に関する内外の研究・実践報告を集中的に検討するとともに、岡山市で実施されtユネスコのESDの国際会議に出席し、実践的な研究者からの知見を得た。また、仙台市の鶴ヶ谷地区をフィールドにして、市民活動団体と連携し実践活動及び調査を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
①予定していた広島県のNPO法人の調査を実施することができなかった。法人理事長のヒアリングを東京で実施したのみであった。 ②地域における市民団体との連携による講座開講の企画・実施に労力を要し、研究全体に影響を及ぼした。
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Strategy for Future Research Activity |
①長野県東御市・NPO法人「普通の暮らし研究所」、広島県福山市NPO法人「地域の絆」を調査対象として、連携・協同実践のための介入的調査と事業実施の調整を行う(協力者中島・岩井)。 ②スコットランドの成人教育制度内の三職種の連携と養成課程についての制度論的研究である。とくに、後者については、エディンバラ大学の成人教育研究者Jim Crowtherとの共同研究を予定している。
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Causes of Carryover |
予定していた広島県のNPO法人の調査を実施することができなかった。法人理事長のヒアリングを東京で実施したのみであり、その分経費の執行ができなった。地域における市民団体との連携による講座開講の企画・実施に労力を要し、研究全体に影響を及ぼしたことによって経費の執行が進まなかった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
長野県東御市・NPO法人「普通の暮らし研究所」、広島県福山市NPO法人「地域の絆」を調査対象として、連携・協同実践のための介入的調査と事業実施の調整を行う(協力者中島・岩井)を、年度内に行うが、遅れている分を取り返すために、ヒアリング調査の調査員として研究協力者(東北大学大学院ポスドク 南紅玉)の協力を依頼する予定である。
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Research Products
(2 results)