2017 Fiscal Year Research-status Report
地域づくりにおける三職種の連携・協同の実践モデルの構築に関する実践的研究
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15K13188
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Research Institution | Sendai Shirayuri Women's College |
Principal Investigator |
槇石 多希子 仙台白百合女子大学, 人間学部, 教授 (80209402)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 地域づくり / 学校外教育 / NPO / 実践的研究 / 地域福祉 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、教育と福祉のサービスを地域レベルで提供している諸機関(公民館、地域包括支援センターなど)の連携構築を図りつつ公民館のプラットホームとしての役割の意義と具体的な実践的手法を開発することにある。したがって、調査計画に沿った調査の実施が重要であるが、後で述べるように個人的な事情もあり、29年度の研究実績は以下のようなレベルにとどまった。 29年度は、前年度に続いてコミュニティ・キャパシティ開発に関する研究を視野に置く、国立インドネシア教育大学の研究者グループが来仙した。インドネシアでは、保育及び学童保育(学校外教育)分野の養成が大きく、地域のコミュニティ・ラーニング・センターは複合的な施設として職員の専門性との研修への関心が高いので、本学における保育者養成課程、及び系列校の幼稚園・小学校における時間外教育・保育の状況を紹介した。 懸案だった広島県のNPO団体を対象とした調査では、代表者との東京での予備的な調査ができたことにより、今年度は4月末から5月に向けて調査を開始することになっている。また、長野県東御市のNPO「普通の暮らし研究所」調査については、昨年度からの共同研究者の高橋満東北大学教授(70171527役割:学習過程の分析、エフォート10%)が、同会の理事2名に面談し組織の沿革や財務等を含めた資料等を得て、2018年度の調査実施を依頼した。今回の調査においては、本NPOが東御市の出資による公設民営といえる保育所の専門職者である保育士を調査対象に加えて、地域における高齢者や身障者をも利用者として包摂しているNPOにおける対人支援の専門性や連携について実践的な場から考察を深めまとめる予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
① 研究代表者の個人的な状況によることが大きかったが、今年度は状況が一変している。 ② 年度始めの実施予定が、年度の終わり近くになって可能になったことが、研究の遅れを大きなものとした理由でもあったが、年度終わりになって翌年の計画も明確になったので、何とか遅れを取り戻そうと考えている。 上記の計画は、今後の研究の推進方策に詳細に記した。
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Strategy for Future Research Activity |
個人的な状況および研究対象先の代表者の事情も含めて研究が遅れがちであったが、以下の諸点について進めており、また今後の研究の展開につなげている。 ①懸案だった広島県のNPO団体を対象とした調査では、代表者との東京での予備的な調査ができたことにより、今年度は4月末から5月に向けて調査を開始することになっている。 ②長野県東御市のNPO「普通の暮らし研究所」調査については、昨年度からの共同研究者で代表ある高橋満東北大学教授(70171527役割:学習過程の分析、エフォート10%)が、同会の理事2名に面会した。その際に、組織の沿革や財務等を含めた資料等を得ており、また、今後の協力を得たので、7月には調査を実施する予定である。これには、調査員として元徳島文理大学教授水島かな江氏や東北大学教育学部助教南紅玉氏にも研究協力者として依頼している。 ④2017年度から継続的な研究関係を持ち得ているインドネシ・バンドン市の国立インドネシア教育大学におけるシンポジウム(10月)に本件の一部をベースにした報告を予定している。また、本学の人間発達研究センタ-紀要13号(2019年2月発行予定)にこれまでの研究経過を踏まえて投稿を予定している。
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Causes of Carryover |
個人的な事情や調査対象先の予定変更で、研究計画が遅れたことにより次年度使用額が発生した。本年度は4月末からすでに広島県福山調査を実施し(旅費等17万円)、6月末には長野市調査を実施(旅費等15万円)。調査の研究協力者として水島かなえを予定している。 また、9月末には、継続的に研究の連携や交流をしているインドネシア・バンドン市の国立インドネシア教育大学の研究者とシンポジウムを行う予定(旅費等20万円)。また、本研究に大きな示唆を与えた、イギリス・エジンバラ大学のJim,クローザー教授との研究報告会を11月に予定している(旅費30万円)。書籍・資料費(3万円)。
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Research Products
(1 results)