2017 Fiscal Year Research-status Report
不祥事を起こした学生に対する教育・研究機関としての大学の在り方
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15K13207
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
高倉 良一 香川大学, 教育学部, 教授 (80197079)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 学生の不祥事 / カンニング / 懲戒処分 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度に引き続いて、不祥事を起こした国立大学法人の学生に関する懲戒規定と論文資料の収集を実施した。 収集した資料を検討した結果、当初の研究目的を絞り込んで分析する方が、問題の本質を考える上では妥当ではないかとの判断に至った。すなわち、不祥事全般に関する検討は、大学からの資料入手が困難を極めたからである。 そこで、大学にとっては、より一般的である学生のカンニング行為に関する懲戒処分に焦点を絞り込んで研究を継続しようとの決断をし、研究期間の1年間の延長を申請した。 この期間延長申請が認められたので、平成30年度に研究報告をすべく準備に取り組んでいる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究実績の概要で述べたように、当初の研究テーマであった「大学生の不祥事」を「大学生のカンニング」に関する大学の懲戒処分に絞り込むことにした。その結果、研究期間の延長を申請した。
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Strategy for Future Research Activity |
研究テーマを絞り込んだ結果、延長申請が認められた期間内に、法と教育学会など学会発表を行うとともに、研究論文の執筆を行う予定である。
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Causes of Carryover |
当初の研究テーマでは、「学生の不祥事」に関する大学の懲戒処分全般を分析する予定であった。 しかしながら、資料の入手が極めて困難であるとともに、「学生のカンニング」に関する大学の懲戒処分に焦点を絞り込んだ方が、問題の本質を検討する上では有効であるとの認識に至った。 その結果、研究期間の延長を申請するとともに、延長期間での研究が行えるように次年使用額を残すことにあいた。
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