2015 Fiscal Year Research-status Report
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15K13319
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
平山 佳代子 東京大学, 情報理工学(系)研究科, 研究員 (60710564)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 大腸菌 / 形状制御 / ナノ加工 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は遺伝子組み換え大腸菌を使用することが必須であるため、まず実験室をP1登録し、環境を整備した。また、文献調査をし、ケース・ウェスタン・リザーブ大学のPiet de Boer教授から、形状制御において重要であると示唆されているMreBがRFPで標識された大腸菌株を分譲いただいた。さらに、細胞壁合成を可視化できる試薬HADAの合成を外注した。また、ガラス基板やSi基板の上に培地成分からなるポリアクリルアミドゲルの薄膜を形成してその上で大腸菌を観察するセットアップを構築した。また、観察対象が微小であるため、詳細な解析には共焦点顕微鏡の使用が不可欠であるため、東大医学部のナノバイオ研究拠点を使用させていただく手配を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
遺伝子組み換え大腸菌使用許可の取得など、事務手続きに予想外な時間を要したため。
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Strategy for Future Research Activity |
EB直描により、サブミクロンスケールのパターンを作製し、それをポリアクリルアミドゲルに転写する手法を確立する。また、作製したウェルにスフェロプラストを高効率でトラップする方法を確立する。トラップした状態で、数時間安定して観察・培養する方法を構築する。成果を論文にまとめる。
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Causes of Carryover |
実験計画の進行に若干遅れが出たため、学会発表や論文執筆などの成果発表を次年度に持ち越したことが原因である。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
成果を国内、国際学会や論文を通じて発表していくことに主に使用する。
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