2016 Fiscal Year Annual Research Report
Anticancer effects based on core fucose
Project/Area Number |
15K14408
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Research Institution | Tohoku Medical and Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
顧 建国 東北医科薬科大学, 薬学部, 教授 (40260369)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | N-型糖鎖 / コアフコース / 受容体 / シグナル伝達 / がん |
Outline of Annual Research Achievements |
コアフコースはフコース転移酵素(Fut8)により生合成され、肝がんの特異的バイオマーカーや抗体医療とも深く関わっており、注目されている糖鎖の一つである。また、コアフコースの発現は、多くのがん細胞や組織において上昇すると報告されているが、その意義に関しては全く不明である。本研究は、申請者自身の新規知見を踏まえ、コアフコースを注目することで、がん細胞増殖、浸潤と転移に深く関わる因子が一同に制御することができ、コアフコースの生合成を抑えれば、多くのがんを抑制できるかという挑戦的課題である。本研究の期間では、申請者らは、初めてコアフコースが肝再生や肝がん形成に重要な役割を果たすことを証明した。特に、コアフコースによるEGFRやc-Metなど受容体とリガンドとの相互作用や受容体を介したシグナル伝達の調節に関した分子機構を解明した。また、膵がんと大腸がん細胞におけるコアフコースの機能を解明しつつである。さらに、肝癌細胞をある小化合物を処理することよってコアフコースの発現が劇的に抑えられ、そして細胞の増殖能や細胞の浸潤性が抑制されることを見出した。その抑制効果は、ヌードマウスを用いて腫瘍形成のモデルでも確認された(論文投稿中)。本研究の最終目標は、がん細胞におけるコアフコースの発現およびその意義を解明すること、特にコアフコースの生合成を制御することによって多くのがんを抑制するかを解析し、新規ながん治療法の開発に繋げるところにある。
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Research Products
(21 results)
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[Journal Article] Alteration of N-glycan expression profile and glycan pattern of glycoproteins in human hepatoma cells after HCV infection.2017
Author(s)
Xiang T, Yang G, Liu X, Zhou Y, Fu Z, Lu F, Gu J, Taniguchi N, Tan Z, Chen X, Xie Y, Guan F, Zhang XL
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Journal Title
Biochim Biophys Acta
Volume: 1861
Pages: 1036-1045
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
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