2016 Fiscal Year Annual Research Report
Molecular analysis of plant kinetochore
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15K14545
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| Research Institution | Kyoto University |
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Principal Investigator |
田村 謙太郎 京都大学, 理学研究科, 助教 (40378609)
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| Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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| Keywords | シロイヌナズナ / キネトコア / インタラクトーム / クロマチン / イメージング |
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| Outline of Annual Research Achievements |
未だ共通理解が得られていない植物細胞のキネトコア複合体の構成タンパク質の同定を通じて，高等植物の遺伝情報の継承様式の解明を目的とした．
前年度に用いたセントロメアヒストンーGFPを発現する形質転換体を用いたインタラクトーム解析では，多くのタンパク質を同定することが出来なかった．今年度はセントロメアに安定的に局在し，真核生物で広く保存されているNuf2を用いることにした．GFPを融合させたNuf2タンパク質を発現する形質転換体からタンパク質抽出液を得て，GFP抗体ビーズを用いてNuf2タンパク質複合体を精製した．精製画分を質量分析計に供してその構成成分の同定を試みた．同時に，Nuf2をベイトに用いた酵母ツーハイブリッドスクリーニングによって相互作用タンパク質の探索を行った．両方法で得られた因子群を比較検討行い，キネトコア複合体タンパク質の候補となるもについてはGFPを用いた細胞内局在の解析を行った．
その結果，NDC80, キナーゼ結合, 微小管結合タンパク質,機能未知タンパク質がキネトコア複合体タンパク質の候補として同定された．これら因子のいくつかについてのノックアウト変異体/ノックダウン株は致死性の強い表現型を示した．そこで，誘導性プロモーターを用いたコンディショナルノックダウン株を作出して，その表現型を解析した．
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