2015 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
15K14599
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
菊池 真司 千葉大学, 園芸学研究科, 助教 (80457168)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | S遺伝子座 / 組換え |
Outline of Annual Research Achievements |
自家不和合性遺伝子座(S)の組換え頻度を詳細に解析するために、リンゴS遺伝子座のBAC-FISH解析を行った。その結果、二分子において低頻度で組換わったFISHシグナルのパターンが観察された。しかしながら、非特異的シグナルも僅かに検出されているため、複数のBAC-DNAをFISHプローブに用いて解析を進めているところである。加えて、花粉一粒ずつに対する、アリル特異的プライマーを用いたジェノタイピング法の確立に向けて、条件検討を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
自家不和合性遺伝子座は組換え抑制領域であるが、減数分裂細胞を使ってBAC-FISH解析を行ったところ、組換えが生じたと考えられるFISHシグナルのパターンを持つ細胞が多数観察された。BAC-FISH解析で、70の二分子における組換えの有無を調査し、その組換え頻度を決定した。
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Strategy for Future Research Activity |
FISH解析で用いたBACクローンの中には非特異的シグナルの形成が認められるため、FISH解析に用いるBACクローンの組み合わせを変えながら組換え頻度を検証する。また現在、リンゴ花粉でのジェノタイピング法を確立するために条件検討を行っており、最適条件が見つかり次第、すでに採集してある花粉でジェノタイピングを試みる予定である。
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Causes of Carryover |
申請書のとおり次年度で行う実験に必要な試薬等を実験の進行状況に合わせて購入するため、次年度使用額が生じている。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
分子細胞遺伝学的解析やPCR解析に必要な試薬の購入、学会での成果発表のため旅費や論文投稿料などに使用する予定である。
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Research Products
(1 results)