2016 Fiscal Year Annual Research Report
Fish volume measurement by multi-helmholtz resonance introducing swimming fish
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15K14834
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
近藤 直 京都大学, 農学研究科, 教授 (20183353)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西津 貴久 岐阜大学, 応用生物科学部, 教授 (40228193)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 共鳴 / 体積計測 / 水中 / 魚 / 生簀 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,水中ヘルムホルツ共鳴を利用し,大きさの異なる魚体を用いて周波数計測を行い,体積弾性率の違いを評価した.また,生魚を鰾とそれ以外の部位に分け,それぞれの体積弾性率について同様に評価した。実験にはウグイを用い,ウオーターリード法で共鳴させ,生魚,魚体および鰾に分けて体積弾性率を計測したところ,生魚,鰾の体積弾性率は成長に伴い増加したが,魚体については成長に伴う相関は見られず,体積弾性率が他と比べて非常に水に近いことがわかった.体内空気比率については,成長と共に高くなった.このことから,魚の成長に伴う体積弾性率の上昇の原因は,体積の増加よりも高い割合で鰾内の空気が増加し,鰾内の圧力が高くなったためであると考えられた. また,共鳴器として1つのネックならびに2つのネックを有するものを作成し,共鳴現象を確認したところ,2つのネックでは音圧レベルが小さいながらも共鳴させることに成功した。それらを用いて,ガラス球,空気,そして魚(メダカ,ウグイ,およびイワナ)を対象としてヘルムホルツ共鳴で体積計測を行うことが可能であった。その際にも魚には損傷が与えられていないことを確認した。 考察として,複数のネックを有する共鳴器によってネックの寸法,数と音圧レベルとの関係を明らかにすること,また,ウォーターリード法でなく,水中スピーカーを用いて周波数を変化させることにより,共鳴周波数を得る方法を開発することが実用化への近道と考えられた。
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Research Products
(4 results)