2015 Fiscal Year Research-status Report
犬毛包虫症における自己免疫反応を軸とした分子病態の解明
Project/Area Number |
15K14869
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
前田 貞俊 岐阜大学, 応用生物科学部, 教授 (50377694)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷 健二 山口大学, 獣医学部, 准教授 (00365420)
西藤 公司 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (20365422)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 犬毛包虫症 / 自己免疫疾患 |
Outline of Annual Research Achievements |
正常イヌの全血より末梢血単核球を分離した。単球を除去することによって300万個のリンパ球を得た。得られたリンパ球を抗犬CD3モノクローナル抗体固相化プレートにて初期培養した後、IL-2を含む無血清培地で2日間培養した。得られたリンパ球は直ちに細胞保存液を用いてマイナス80度で保存した。この作業を2週間繰り返すことによって、最終的には約3000万個のリンパ球を得た。得られたリンパ球におけるCD8陽性細胞比率を調べたところ約60-80%であった。培養リンパ球から磁気細胞除去によってCD4陽性細胞を除去し、最終的には約100万個のCD8陽性細胞を得た。得られたCD8陽性細胞100万個をSCIDマウスの腹腔内に移入した。移入29日後に、イヌCD8陽性細胞定着の有無をFACSおよびPCRで評価したが、いずれにおいても定着を示す結果は得られなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
イヌCD8細胞移入マウスが確立していないため。
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Strategy for Future Research Activity |
マウスに移入するイヌCD8細胞数を200万個に増やし、再度移入モデルの確立を目指す。
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Research Products
(1 results)