2018 Fiscal Year Annual Research Report
Development of early clinical reagents for Alzheimer's disease using citrullinated proteins as index
Project/Area Number |
15K15104
|
Research Institution | Tokyo Metropolitan Geriatric Hospital and Institute of Gerontology |
Principal Investigator |
石神 昭人 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究部長 (50270658)
|
Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | 脳神経疾患 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、アルツハイマー病(AD)の早期臨床検査試薬を開発するため、次の3点を重点的に行う。①シトルリン化(Cit-)グリア線維性酸性タンパク質(GFAP)を高感度に検出するELISAシステムを構築し、ADの早期診断を行う臨床検査試薬を完成させる。②AD患者には、シトルリン化されたAD関連蛋白質に対する自己抗体が産生される可能性がある。そのため、Cit-GFAP,に対する自己抗体の有無を検出する検査試薬を開発する。また、③構築したCit-GFAPの高感度ELISAシステム(酵素免疫測定法)やCit-GFAP自己抗体検出試薬を用いて、ヒトでの臨床試験を実施する。 平成30年度、アルツハイマー病患者の脳でシトルリン化したAD関連タンパク質(シトルリン化X)を同定した。そして、シトルリン化Xを定量化する臨床検査診断薬の開発にも成功した。シトルリン化したアルツハイマー病関連タンパク質を定量化する臨床診断薬として有用な可能性が開けた。
|
Research Products
(1 results)