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2015 Fiscal Year Research-status Report

進行がん患者の抗がん剤治療の目的の理解度と終末期医療に関する医師との話し合い

Research Project

Project/Area Number 15K15161
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

宮下 光令  東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90301142)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 石岡 千加史  東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (60241577)
Project Period (FY) 2015-04-01 – 2017-03-31
Keywordsがん / 抗がん剤治療 / 意思決定 / 緩和ケア / 病状認識
Outline of Annual Research Achievements

本研究の主たる目的は、本邦の転移再発がん患者における治療目的の理解の現状を調査し、治療目的の理解と関連する因子の探索を行うことである。海外の先行研究のアンケートを日本語にBack-translationし、アンケートを作成した。研究計画書を作成、倫理委員会の承認後に調査を開始した。東北大学病院、、宮城県立がんセンター、仙台医療センター3施設で調査を行う予定であったが、仙台医療センターでは外部の研究者がデータを閲覧することが困難であったため、2施設で調査を行った。対象患者は(1)治癒切除不能もしくは転移・再発固形癌患者(2)研究対象参加病院腫瘍内科の対象診療科に通院中でありでがん薬物療法中に、何らかの理由により一次がん薬物療法の中止を決定した患者(3)同意取得時の年齢が満20才以上のものとした。主たる調査項目は(1)患者のがん薬物療法の目的の理解(2)患者の予後の理解(3)患者の治癒が望めないことの理解(4)患者と医師のend of life discussionの有無)(5)患者による医師とのコミュニケーションの評価である。2016年3月までに178人の適格患者が同定され、135人(76%)が調査に同意し、アンケートを回収した。アンケートの回答者の年齢の中央値は66才で、男性が62.2%であった。最も多いがん種は胃癌(23.9%)で、続いて大腸癌(17.9%)、肺癌(13.4%)であった。今後も調査を継続し、目標症例数に到達した時点で解析を行う予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本研究の主たる目的は、本邦の転移再発がん患者における治療目的の理解の現状を調査し、治療目的の理解と関連する因子の探索を行うことである。海外の先行研究のアンケートを日本語にBack-translationし、アンケートを作成した。研究計画書を作成、倫理委員会の承認後に調査を開始した。東北大学病院、、宮城県立がんセンター、仙台医療センター3施設で調査を行う予定であったが、仙台医療センターでは外部の研究者がデータを閲覧することが困難であったため、2施設で調査を行った。対象患者は(1)治癒切除不能もしくは転移・再発固形癌患者(2)研究対象参加病院腫瘍内科の対象診療科に通院中でありでがん薬物療法中に、何らかの理由により一次がん薬物療法の中止を決定した患者(3)同意取得時の年齢が満20才以上のものとした。主たる調査項目は(1)患者のがん薬物療法の目的の理解(2)患者の予後の理解(3)患者の治癒が望めないことの理解(4)患者と医師のend of life discussionの有無)(5)患者による医師とのコミュニケーションの評価である。2016年3月までに178人の適格患者が同定され、135人(76%)が調査に同意し、アンケートを回収した。アンケートの回答者の年齢の中央値は66才で、男性が62.2%であった。最も多いがん種は胃癌(23.9%)で、続いて大腸癌(17.9%)、肺癌(13.4%)であった。今後も調査を継続し、目標症例数に到達した時点で解析を行う予定である。

Strategy for Future Research Activity

引き続き調査を継続し、目標症例数に到達した時点で解析を行う予定である。

Causes of Carryover

当初申請額より全体として減額されたため、2015年度に参加する予定であったASCO国際ミーティングへの参加を取りやめた。それによって生じた余剰金を調査補助者の人件費に充てた。その差額として52,418円が次年度使用額として繰り越すことになった。

Expenditure Plan for Carryover Budget

英語論文執筆の校正・投稿費用に充てる予定である。

URL: 

Published: 2017-01-06  

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