2016 Fiscal Year Annual Research Report
GENERATION OF LUNG ORGAN FROM EMBRYONIC STEM CELLS VIA BLASTOCYST COMPLEMENTATION IN MIC
Project/Area Number |
15K15320
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
西條 康夫 新潟大学, 医歯学系, 教授 (10270828)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
笹岡 俊邦 新潟大学, 脳研究所, 教授 (50222005)
小田 佳奈子 新潟大学, 脳研究所, 特任助教 (60708212)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 胚盤胞補完法 / 肺再生 / fgf10 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、胚盤胞補完法を用いてiPS細胞由来の肺をマウス個体で作成することである。初年度は、Fgf10欠損マウスの作成と胚盤胞補完法の技術習得を行った。共同研究者である徳島大学泰江博士が、CRISPR/Cas法を用いてFgf10exon1欠損マウスを作製した。このマウスの精巣上体を新潟大学に移送し、ヘテロマウスのライン化を行った。次にFgf10exon1欠損マウス(ホモ)で肺臓器の欠損を確認した。一方、胚盤胞補完法の技術習得を野生型マウスの胚を用いて行った。胚に、EGFP発現マウスES細胞およびiPS細胞を注入して、キメラマウスの作成方法の確認を行った。ES細胞・iPS細胞とも、キメラマウス作製可能であり、EGFP発現でキメラの有無が容易に判別可能であった。2年目は、肺欠損マウス胚にES細胞・iPS細胞を移入して、ES/iPS細胞由来の肺の作製を試みた。まず、ヘテロマウス(Fgf10-/+)同士を交配して作成し、4分の1の確率でホモ欠損マウス胚を含む胚にES細胞およびiPS細胞を胚盤胞補完法を用いて移入した。その結果、キメラマウスの全てに肺の発生が確認された。しかしながら、腹壁ヘルニアが多発し、多くのマウスは出生後死亡した。肺はGFP陽性で、胚盤胞補完法でES細胞由来の肺が作出可能であることが強く示唆された。そのご、注入ES細胞を減ずることで、腹壁ヘルニアが減った。一方、iPS細胞注入胚ではキメラマウスの出生が極めて少数である、iPS細胞の変更等が必要あることが明らかとなった。また、FGF10欠損マウスがホモ欠損であることを証明するため、Fgf10exon3欠損マウスを作出し、複合ヘテロFgf10exon1/exon3マウスの作出を現在行っている。
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[Journal Article] Randomized Phase II Study of Docetaxel plus Personalized Peptide Vaccination versus Docetaxel plus Placebo for Patients with Previously Treated Advanced Wild Type EGFR Non-Small-Cell Lung Cancer2016
Author(s)
Takayama K, Sugawara S, Saijo Y, Maemondo M, Sato A, Takamori S, Harada T, Sasada T, Kakuma T, Kishimoto J, Yamada A, Noguchi M, Itoh K, Nakanishi Y.
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Journal Title
J Immunol Res
Volume: none
Pages: 1745108
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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