2015 Fiscal Year Research-status Report
酸化ストレス応答を応用した新規 in vivo 分子イメージング法の確立
Project/Area Number |
15K15527
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
阿部 康二 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (20212540)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山下 徹 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 講師 (60644408)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | in vivo イメージング / 一過性中大脳動脈閉塞 / 脳梗塞 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は、 ① OKD-lucマウスを交配し準備した上で、8-9週齢オスのOKD-lucマウスに45分間一過性中大脳動脈閉塞術を行い、その3,6,12,24時間後,3,7日後にin vivoイメージングを行い、lucの脳における発光の半定量的解析を行った。 その結果、Lucの発現は虚血後12時間後から安定して発現が認められるようになり、虚血後24時間後が発現のピークとなることが明らかになった。 ②免疫組織学的手法によりLuc, NRF2, Keap1の経時的な蛋白レベルでの発現を評価し、ストレスの経時的変化を詳細に観察した。その結果、ルシフェラーゼ(Luc)の発現が、実際の脳内で起こっている酸化ストレスを反映していることを確認している。 今後上記のモデルを利用して、薬剤の治療効果等を行っていく予定にしている。 また上記実験と平行する形でOKD-lucマウスとALSモデルマウスの交配によりOKD-luc/ALSダブルトランスジェニックマウスを作成することも進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当教室ではこれまで脳梗塞ならびにALSモデルのin vivo イメージングの方法を確立し、Autophagy2本を含めて英文誌5報に報告し、海外でも高い評価を得ている。また、本プロジェクトにおいても既に新たなin vivoイメージングの方法を確立できているため。
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Strategy for Future Research Activity |
当教室では、既に複数の神経疾患モデルでの手法を確立できており、この手法を用いることで、autophagyやMMP9など多様な病態を経時的に評価することが可能になってきている。今後、これらin vivo イメージングの手法を用いて様々な神経疾患モデルに様々な治療を行い、その治療効果ならびにその作用メカニズムの評価を行っていく方針である。
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Research Products
(9 results)
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[Journal Article] High Incidence of Dementia Conversion than Stroke Recurrence in Poststroke Patients of Late Elder Society.2015
Author(s)
Nakano Y, Deguchi K, Yamashita T, Morihara R, Matsuzono K, Kawahara Y, Sato K, Kono S, Hishikawa N, Ohta Y, Higashi Y, Takao Y, Abe K.
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Journal Title
J Stroke Cerebrovasc Dis.
Volume: 24
Pages: 1621-8
DOI
Peer Reviewed / Acknowledgement Compliant
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[Presentation] High incidence of dementia conversion than stroke recurrence in post-stroke patients of late elder society2015
Author(s)
Nakano Y, Deguchi K, Yamashita T, Morihara R, Sato K, Hishikawa N, Ohta Y, Higashi Y, Takao Y, and Abe K
Organizer
The 3rd Asian Clinical Conference (ACC3)
Place of Presentation
Tokyo, JAPAN
Year and Date
2015-09-03 – 2015-09-05
Int'l Joint Research
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