2015 Fiscal Year Research-status Report
磁気インピーダンスセンサを応用した高精度の生体振動評価装置の構築
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15K15570
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
中村 のぞみ 名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (30444409)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 磁気インピーダンスセンサー / 振動 / 振動評価装置 |
Outline of Annual Research Achievements |
妊娠・出産により、研究中断を余儀なくされたため、学会に参加して関連資料を集めることと、研究計画を立てただけにとどまり、実質的研究開始には至らなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
妊娠後体調を崩してしまい、その後無事出産したが、産休育休中のため研究の中断を余儀なくされたため。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度早期には仕事に復帰する予定であり、そこから当初の予定通り以下の様に実験を再開する予定である。 常温作動パルス励起MIセンサー技術を導入し、単一チャネル、又は2チャネル差動型の磁界センサ計測を構築する。差動型の磁界センサでは、極めて相同な誘導起電力をペアコイルに発生する磁気直線型MI素子も使用する。この素子を使用すれば、コイル電圧をサンプルホールドした後にオペアンプで差分し、1000倍程度に大きく増幅しても出力電圧の限界以下で安定的に使用できる。正常成人被検者の指に磁性体・小磁石を固定し、尺骨神経刺激による振動検証試験を行う。局所麻酔時の指振動磁界を計測する。また、呼吸運動モニターとしての利用を探索するため、腹部に磁性体・小磁石を固定し振動磁界を計測する。また、FFT, Wavelet解析なども利用して、微小な磁界活動を評価することにより、特殊な筋運動特性の検出の可能性を検討する。
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Causes of Carryover |
昨年度は学会に参加して関連資料を集めることと、研究計画を立てただけにとどまり、実質的研究開始には至らなかった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度に繰り越して、当初の予定通り使用する予定である。
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