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2015 Fiscal Year Research-status Report

歯肉由来間葉系幹細胞が有する疾患治療能のアスピリンによる増強

Research Project

Project/Area Number 15K15710
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

古谷野 潔  九州大学, 歯学研究科(研究院), 教授 (50195872)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 熱田 生  九州大学, 大学病院, 助教 (30423487)
鮎川 保則  九州大学, 大学病院, 講師 (50304697)
Project Period (FY) 2015-04-01 – 2017-03-31
Keywords間葉系幹細胞 / 細胞治療 / 歯科治療
Outline of Annual Research Achievements

幹細胞(iPS-cells/MSCs)は優れた増殖能、分化能から医科/歯科領域における再生治療の切り札として研究が進められている。しかし臨床応用が現実のものとなった今、幹細胞による治療効果の不安定さが新たな問題となった(効果の大小/効果が皆無/症状を悪化)。本研究チームでは、幹細胞に対するアスピリン処理によって如何なる幹細胞にも再生治療に耐えうる能力を賦活させ、予知性の高い治療を目指すものである。治療効果の安定性については幹細胞治療を進めていく上でクリアーしなければならない問題であり、この研究によって得られる成果は歯科のみでなく幹細胞を用いたあらゆる再生・細胞治療の基盤になると期待する。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

研究における連携が十分にとれており、各ステップがほぼ計画通り順調に進んでいる

Strategy for Future Research Activity

本研究は、幹細胞治療で見られる効果のバラツキ(治療効果の大小だけでなく病状の悪化も含む)を投与する幹細胞に対するアスピリンによる前処理で最小限に留めることを目的とする。①「異常化/正常化」幹細胞の選択採取、②アスピリン投与による細胞レベルの効果、③病態モデルラットに対する全身投与治癒効果の評価、加えて④投与細胞数をコントロールし効果の違い、⑤結果として生じる肺組織への副作用などを比較する。これによりアスピリン処理された幹細胞の有効性を評価する。尚、これら実験スケジュールは現在の続きとして2年間の予定である
本年度からはアスピリン処理された「異常性」のMSCが十分な治療効果を有することを確認するためモデルラットを用いたin vivo実験に着手する予定である。

Causes of Carryover

研究自体は順調に進んでいるが、トラブルが生じた際の予備的な予算で余りが生じた。
また注文して作成する研究装置が完成までに時間を有してしまい、予算の計上が本年度になってしまった。

Expenditure Plan for Carryover Budget

上記理由で予算の余りが生じたものの、装置の完成で予算の辻褄はある予定である。
その後はすべて研究の計画にしたがい使用していく予定である。

URL: 

Published: 2017-01-06  

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