2015 Fiscal Year Research-status Report
脳卒中再生医療時代の新たな機能低下予防介入を目指して:末梢神経機能評価への着眼
Project/Area Number |
15K15827
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
宮松 直美 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (90314145)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西川 智文 京都光華女子大学, 健康科学部, 教授 (20647945)
森野 亜弓 滋賀医科大学, 医学部, その他 (10633729)
一浦 嘉代子 滋賀医科大学, 医学部, その他 (10738694)
池本 優子 滋賀医科大学, 医学部, 助手 (90768433)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 脳血管障害 / 片麻痺 / 神経障害 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成28年度から実施する片麻痺を有する脳卒中患者調査のために、平成27年度は末梢神経機能評価に用いる神経伝導検査装置DPNチェックを購入し、分担研究者が測定方法のレクチャーを受けた。 また、近畿圏の脳卒中診療病院のうち、協力の得られる医療機関の実務担当者と数回にわたり打合せを行い、調査内容の再検討および調査票の修正、プロトコールの再確認等、円滑な調査の遂行のための準備を行った。併せて、本課題に関する倫理審査を所属機関の倫理委員会に申請し、研究の実施についての承認を得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初予定では平成27年度中に患者調査の一部を開始する予定であったが、主任研究者の産休および育児休業のため、調査協力機関との調整や調査員の確保への着手に遅れが生じた。そのため調査の開始が当初予定より遅れて、平成28年度6月以降となった。
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Strategy for Future Research Activity |
先に記したように、平成27年度に予定していた患者調査の開始に遅れが生じた。しかしながら、平成27年度に調査協力機関の内諾を得て調整を行うとともに、今年度中に予定数の調査を実施すべく調査員の確保した。 今後はこれらの調査員に対して、脳卒中患者の末梢神経機能評価および新たな介入方略開発のための基礎資料を提供しうる科学的信頼性確保の観点から、測定についての研修を実施する。 本研究の遂行に関しては平成27年度中にすでに倫理委員会の承認を得ており、実務面での微調整および測定の標準化が完了次第、調査を開始する予定である。 したがって、今年度中には昨年度生じた研究の遅れは回復されると考える。
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Causes of Carryover |
当初予定では平成27年度にに患者調査の一部を開始することとなっていたが、調査員の確保等の遅れにより、調査の開始が平成28年度にずれ込んだ。 そのため、現地調査に係る費用(入力用端末の購入や交通費、人件費等)の使用がなされなかった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成28年度は、平成27年度に実施予定であった患者調査を開始するため、平成27ー28年度計画に挙げていた現地調査に係る費用(入力用端末の購入や交通費、人件費等)、ならびに情報袖手や学会発表などに要する費用が使用される予定である。
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