2018 Fiscal Year Annual Research Report
Study on the combination of chest physical therapy and aroma therapy for the prevention of postoperative pulmonary complications
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15K15832
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| Research Institution | Mie Prefectural College of Nursing |
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Principal Investigator |
玉田 章 三重県立看護大学, 看護学部, 教授 (50252151)
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| Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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| Keywords | アロマオイル / 術後呼吸器合併症 / 換気機能 / 呼吸筋力 / 呼吸抵抗 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
平成28年度に用いた3種混合のアロマオイルの何れに呼吸器系への影響を有するのかを特定する研究を行った。A大学の女子学生を対象として健常な被験者を募り、身長と体重による有意差が生じないようにユーカリ・ラジアタ（RO群）、ユーカリ・グローブルス（EO群）、シベリアモミ（FO群）、ホホバオイル（Cont群）の４群に分けた。各群のアロマオイルはホホバオイルで原液の２％に濃度を調整し、このオイル１mlを手掌および手背に被験者自身によって擦り込み、暴露時間は30分とした。オイル擦り込み前後の換気機能、呼吸筋力、呼吸抵抗の測定に加えて唾液中のα-アミラーゼ（α-Amylase；以下AMY）とクロモグラニンA（Chromogranin A；以下CgA）も測定した。擦り込み前の換気機能測定等が困難であった1名を除いたFO群9名、EO群8名、EO群8名、Cont群10名を分析対象者とした。統計学的分析には一元配置分散分析を用いた。
その結果、オイル擦り込み前において換気機能、呼吸筋力、呼吸抵抗の何れの測定項目においても4群間に差は認められなかった。また、擦り込み後30分の換気機能、呼吸筋力、呼吸抵抗の何れの測定項目においても4群間に差は認められず、擦り込み前後の差についても4群間に有意な差はなかった。唾液中のAMY、CgA濃度と換気機能、呼吸筋力、呼吸抵抗の各測定項目の変化について相関係数も求めたが何れの測定項目も関係性は認められなかった。以上のことから、今回使用したユーカリ・ラジアタ、ユーカリ・グローブルス、シベリアモミのアロマオイルについては呼吸器系への影響はないものと思われたが、被験者個々の増減ではFO群の努力肺活量と1秒量については9名中8名が増加したことから換気機能への影響を完全に否定もできない。
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Research Products
(1 results)
