2016 Fiscal Year Annual Research Report
Construction and evaluation of nursing support model for patients with chronic pain using images of "narratives of chronic pain"
Project/Area Number |
15K15838
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Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
佐藤 幹代 自治医科大学, 看護学部, 准教授 (00328163)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本間 真理 札幌医科大学, 医学部, 助教 (90423780) [Withdrawn]
高橋 奈津子 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 助教 (10328180)
濱 雄亮 慶應義塾大学, 文学部(三田), 講師(非常勤) (60739126)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 慢性痛 / 病いの語り / 映像情報 / 看護支援モデル |
Outline of Annual Research Achievements |
完治が難しい慢性の痛みを持つ人は、長期にわたり可視化できない痛みを患う中で形成された他者には理解されない苦悩を抱えている。そのため、周囲からの理解が得にくく孤立し、単純に痛みだけの問題にとどまらないことが指摘されている。そこで本研究の目的は、慢性の痛みを患う人やその家族の「慢性の痛みの語り」(*日本語版)の映像を用いて、慢性の痛みを持つ人に対する看護支援の方法を構築することにある。慢性の痛みで苦悩する人が、慢性の痛みを持つ他者の経験を映像と音声で認識することで、認知的側面の修正に役立つ情報に触れ、痛みに対する認知の修正をもたらすことが期待できる。疼痛教室(痛みのセルフマネジメントプログラム)で通常行われている内容に追加し、ビジュアル資料としての活用可能性を検討することが期待できる。本年度も、研究計画書策定にあたり、主に先行研究の文献レビューを継続し、映像を用いた実践研究について情報収集を行った。研究協力者(佐藤(佐久間)、射場、澤田)らと、11月にスペイン La Laguna大学で開催された、DIPEx International (http//www.dipexinternational.org/)に参加し、慢性痛に対する治療方法に関する語りの分析や、病いの語りの映像を用いた教育的活用など、映像情報の活用について、海外での先駆的な取り組みについて幅広く情報収集を実施した。
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