2018 Fiscal Year Annual Research Report
Ontreaching care service for child-rearing women in collaboration with community
Project/Area Number |
15K15871
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Research Institution | The Japanese Red Cross Toyota College of Nursing |
Principal Investigator |
野口 眞弓 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 教授 (40241202)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
多賀谷 昭 長野県看護大学, 看護学部, 名誉教授 (70117951)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | ソーシャル・キャピタル / 精神的健康 / 育児支援 / 加速度脈波 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、対象地域で開始されたアウトリーチによる産後ケアサービスの効果とその条件を検討することを目的とした。産後ケアサービスの広報活動を行ったが、利用者はおらず、研究計画を再構築して、以下の2つの研究を行った。 0~2歳児とその家族が集う子育て支援センターで提供される講座に参加することによるストレス低減効果を明らかにするための研究を行った。165名を対象として、無記名質問紙調査と加速度脈波の測定を行った。その結果、寛ぎの程度は、HFと正の相関(r=0.18, p<0.05)、LF/HFと負の相関(r=-0.19, p<0.05)を示しており、主観的評価に一定の客観性が認められた。受講後に寛ぎの程度(t=7.42, p<0.001)およびHF(t=4.65, p<0.001)が増加しており、講座参加によるストレス低減効果が認められた。しかし、子どもの数が増加すると育児享受感が低下し、子どもの数が多く、年齢の高い母親ははじめて育児をする母親以上に支援が必要となる状況も示された。 また、対象地域の特性を詳細に把握するために、乳幼児を健診につれてきた保護者を対象として、ソーシャルキャピタルと育児ケアニーズの調査を行った。1349名を対象として無記名質問紙調査を行った。その結果、精神的な健康を目的変数とした重回帰分析では、よりよい精神的健康に、年齢の低い子どもがおり、助けを求められることが寄与していることが示された。
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Research Products
(3 results)