2016 Fiscal Year Research-status Report
妊娠葛藤に直面した女性の意思決定を支えるケアガイドラインの開発
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15K15876
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Research Institution | Prefectural University of Hiroshima |
Principal Investigator |
上野 陽子 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 助教 (00637192)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大平 光子 広島大学, 医歯薬保健学研究院(保), 教授 (90249607)
柏木 恭典 千葉経済大学短期大学部, その他部局等, 准教授 (80461771)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 妊娠葛藤 / 思いがけない妊娠 / 意思決定の共有 / ガイドライン |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、思いがけない妊娠をして「妊娠葛藤」に直面した女性の意思決定を支えるガイドライン(試案)を開発することを目的にしている。今年度は、「妊娠等の悩み相談窓口」の支援に関わっている方を対象としたインタビューを実施しその分析を進めた。今後は、分析もすすめつつ、さらに妊娠相談に関する実態を調査するための研究も実施する予定である。また、ドイツにおける「妊娠葛藤相談所」の現地調査を踏まえ、日本の現状に適応する形でのガイドライン(試案)を検討する。
また、意思決定を支えるための基盤となる概念である「shared decision-making(SDM)」の文献検索や、文献検討および勉強会にも引き続き参加して理解を深めた。今後も継続して実施し、ガイドライン(試案)作成への示唆が得られるようにする。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
昨年度は研究者の異動に伴い、調査する予定としていた時期に実施することができなかった。着任後、研究計画の立案・調査などを進めていく。
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Strategy for Future Research Activity |
平成29年度は、引き続き現在進めている面接調査を行っていく予定である。また、「妊娠相談」に関する実態について調査を開始する。さらにドイツにおける「妊娠葛藤相談」の現地調査を実施し、比較検討した上でガイドライン(試案)を検討する。
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Causes of Carryover |
平成28年度は、研究計画の進め方を検討した結果、当初計画していた平成28年度の計画内容を先行して実施した。しかし、計画実施が思うように進まず、他に計画していた内容に着手できなかった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成29年度において、平成27、28年度に実施する予定であった量的調査およびドイツ現地調査を実施する予定である。
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