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2015 Fiscal Year Research-status Report

高齢者施設の看護人材確保に向けた新人看護師に対する教育・育成プログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 15K15897
Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

横山 久美  順天堂大学, 公私立大学の部局等, 講師 (50434436)

Project Period (FY) 2015-04-01 – 2018-03-31
Keywords施設看護職員 / 就労実態 / 高齢者介護施設
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、高齢者介護施設における看護人材の確保と看護の質向上に向けて、新人看護師の導入を可能とする教育・育成プログラムを開発することである。
本研究は4つの計画で構成しており、平成27年度は「高齢者介護施設における就労看護師の実態及び看護人材の教育・育成体制に関する実態調査」を主題として、施設での看護職員の採用や就労の状況、看護職員に対する教育・育成の実態を把握するために、高齢者介護施設の施設長や看護職者に対して半構造化面接によるヒアリングを行うことを実施計画とした。
特別養護老人ホームの施設長及び看護職者を対象としてヒアリングを実施した。ヒアリングから施設長、看護職者ともに共通していたことは、以下の4点であった。1)看護職員の確保としては、非常勤職員を採用していることで人数は基準を満たしているが、すべての看護職員に責任感を持った役割遂行を期待することや看護の質を確保することが難しい、2)看護職員の募集に対して応募があっても、給料などの待遇や業務内容などについての折り合いがつかず、採用に至らないことが多い、3)それぞれの看護職員の持つ健康や医療に関するアセスメント能力、他職種や家族とのコミュニケーション力に個人差が大きい、4)施設で就労するまでの臨床経験の有無だけが施設看護職員としての適正を決めるとはいえない、ということであった。
今後は多施設でのヒアリングを継続し、施設看護職員に関する実態を積み重ね、第2段階の実施計画である質問紙調査へと発展させていく。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

平成27年度は、複数の高齢者介護施設の施設長及び看護職員等を統括する立場にある看護職へのヒアリング調査を実施し、施設管理者と看護職者からみた施設看護師の就労の実態を把握する予定であった。1施設を対象としてヒアリングを行う中で調査内容の見直しが必要となったこと、また多施設との調整が十分に進まず、目標としていたヒアリングの実施が終了していない。

Strategy for Future Research Activity

平成27年度中に予定していたヒアリング調査期間を延長し、調査内容の見直しや施設との調整を加速して行う。また、ヒアリング結果の分析と並行して、28年度に予定している看護基礎教育課程の学生・教員及び高齢者介護施設長等への質問紙調査の準備と実施を進めていく。

Causes of Carryover

平成27年度は、ヒアリング調査を予定していたが、研究対象者との調整等が進まず、人件費・謝金の予算執行ができなかった。また、学会参加旅費や調査交通費を申請していたが、予定していた学会への参加が十分にできなかったこと、学会参加旅費が格安で手配できたこと、ヒアリング調査が進まなかったことで調査交通費が執行できなかった。

Expenditure Plan for Carryover Budget

平成28年度は、遅れているヒアリング調査を進める中で、ヒアリング調査に係る人件費・謝金および調査交通費を使用する。今年度も関連学会への参加を予定しているため、日程の調整や適正な予算執行を行う。

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Published: 2017-01-06  

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