2016 Fiscal Year Research-status Report
地域在住の認知症者・家族介護者の支援を担う潜在看護職の育成・教育プログラムの開発
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15K15900
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
梶井 文子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (40349171)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 潜在看護職 / 認知症者 / 家族 / 支援方法 / 支援プログラム / 開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成28年度は、以下の郵送調査を実施した。 1)目的:看護職が今後、認知症の人と家族介護者の支援活動(役割)に関わるにあたっての関心・興味、活動する上で必要な学習内容、看護職自身の生活とのバランスを考慮した活動の内容・場(施設や自宅など)、ならびに希望報酬などを明らかにすることである。2)対象者:某看護系大学ならびに専門学校の同窓会に協力を得、満79歳までの卒業生全数(6302名)を対象とした。(但し、同窓会で住所等の開示許可している方のみとした)。3)調査方法:無記名自記式とした。質問紙の返送をもって調査に任意の同意とみなした。 4)結果:アンケートの回答率は30.2%(1905名)であった。現在就業中は1416名(74.3%)未就業者489名(25.7%)であった。未就業者の平均離職期間は10.0(SD11.3)年間であった。未就業の理由第1位は出産(38.7%)、第2位は結婚(21.7%)、第3位は介護(14.3%)、第4位は家事(13.9%)、第5位は健康上(11.9%)の理由であった。過去の就業場所の第1位は大病院(500床以上、80.5%)、第2位は中規模病院(200床~499床、35.6%)、第3位は診療所(無床、25.9%)、第4位は小病院(23.4%)第5位はデイサービス・デイケア(11%)であった。認知症者と家族に関する支援ニーズについては現在分析中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
分析がやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
調査の分析を行い、結果の公表(論文化)と、潜在看護職のニーズに応じた教育・支援プログラムの作成を目指す。
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Causes of Carryover |
調査実施後の分析作業に伴う人件費等で支出が生じたため、次年度使用額が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
今年度は、予定計画どおり、結果の分析を実施し、論文等での公表し、その内容をもとに支援プログラム案を作成する。 予算に余裕があれば、ホームページ等を作成し、一般公開する。
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