2015 Fiscal Year Research-status Report
大学間連携による保健師業務研究サポートを通したファカルティ・ディベロップメント
Project/Area Number |
15K15909
|
Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
石丸 美奈 (坪内美奈) 千葉大学, 看護学研究科, 准教授 (70326114)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飯野 理恵 千葉大学, 看護学研究科, 助教 (40513958)
時田 礼子 千葉大学, 看護学研究科, 助教 (70554608) [Withdrawn]
杉田 由加里 千葉大学, 看護学研究科, 准教授 (50344974)
佐藤 紀子 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 教授 (80283555)
安藤 智子 千葉科学大学, 看護学部, 教授 (80748872)
鶴岡 章子 三育学院大学, 看護学部, 教授 (80554972)
鈴木 明子 城西国際大学, 看護学部, 准教授 (70241974)
藤井 広美 了徳寺大学, 健康科学部, 准教授 (10336844)
櫻井 しのぶ 順天堂大学, 医療看護学研究科, 教授 (60225844)
|
Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
|
Keywords | 大学間連携 / 保健師 / 業務研究 / ファカルティ・ディベロップメント / 研究サポート |
Outline of Annual Research Achievements |
千葉県内看護系大学のうち8校の公衆衛生看護学教育を専門とする教育研究者(以下、教員とする)が連携して、県下の保健師業務研究を継続的にサポートした。 平成27年度は、8校の大学間連携のための体制整備として、複数回の研究者会議を実施した。そして、研究参加保健師のリクルート、保健師と教員とのマッチングを経て、3県型保健所、10市町11施設に対して研究サポートを継続的に実施した。教員は、サポート開始前に「看護学教育におけるFDマザーマップ活用ガイドver.2」(平成26年3月発行)を活用して、自身の教育・研究・社会貢献に関わる能力のアセスメントをした。そして、研究サポートを実施しながら自己リフレクションおよび、教員間でのグループリフレクションを行い、教員の能力開発の内容を調べた。一方、保健師に対しても、研究サポート終了後、グループリフレクションを行い、研究によりどのような学びが得られたり、活動が改善されたりしたかを調べた。 以上のように、本研究において、千葉県県内の国公私立8校12名の公衆衛生看護学を専門とする教員が、大学間連携によるファカルティ・ディベロップメントにチャレンジした。教員の業務研究サポートの経験は様々であり、保健師に対する継続的な研究サポートは初めての教員も含まれた。グループリフレクションには、保健師の研究サポートに対して熟練している教員も助言者として入ることにより、保健師業務研究を入り口に教育研究者として目指すべき方向性を見据えて、互いのもつ人的資源を活かしながら能力開発するという方法を導くことができた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究開始当初は、約10施設に対して業務研究サポートを計画していたが、予想以上に保健師からの募集があり、3県型保健所、10市町11施設に対して実施できた。しかし、大学間連携のための情報システム整備として、web会議システムの設置と運用を予定していたが、実現にはいたらず、対面式での打ち合わせとなった。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成27年度の業務研究サポートの実施課題をふまえて、平成28年度、再度業務研究サポートを実施する。そして、大学間連携による保健師業務研究サポートを通したファカルティ・ディベロップメントを可能とする要因を明らかにし、「CHIBAモデル」として構築し、発信を目指す。その上では、大学間連携のための情報システムを整備することを平行して行う。
|
Causes of Carryover |
今年度は、大学間連携のための情報システム整備に至らなかった。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
大学間連携のための情報システム整備の実施。 保健師の業務研究をサポートし経験をリフレクションすることを通して保健師集団と教員が互いに成長しあう試みを、「CHIBAモデル」として構築し、国内外に発信するためのコンテンツ作成。
|
Research Products
(1 results)
-
[Presentation] Using faculty self-reflection to construct a research support model for public health nurses2016
Author(s)
Mina IshimaruYuko, Amamiya, Tomoko Ando, Yumiko Okada, Akiko Suzuki, Miwa Suzuki, Shizuka Harada, Yukari Sugita, Hiromi Fuji, Rie Iino, Reiko Tokita, Akiko Tsuruoka, Shinobu Sakurai,Noriko Sato, Misako Miyazaki
Organizer
The 3rd KOREA-JAPAN Joint Conference on Community Health Nursing
Place of Presentation
Busan,(Korea)
Year and Date
2016-07-01 – 2016-07-03
Int'l Joint Research