2017 Fiscal Year Research-status Report
地域包括支援センターのコーディネーション機能の実態
Project/Area Number |
15K15933
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
岡野 明美 京都府立医科大学, 医学部, 講師 (20718118)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 地域包括支援センター / コーディネーション |
Outline of Annual Research Achievements |
地域包括支援センター保健師を対象にインタビューした内容を質的記述的にカテゴリ化した内容と、文献検索・概念分析と照らし合わせ、質問紙を作成した。質的記述的調査のサブカテゴリをアイテムプールとし、89項目質問紙原案が作成された。質問項目質問紙の表面妥当性・内容妥当性の検討を行った。研究協力者は地域包括の活動や認知症をはじめとする高齢者のケアに詳しい研究者、実践者11名とした。調査方法は、郵送法による自記式質問紙調査を行った。研究依頼書、自記式質問紙調査票、返信用封筒を同封して郵送し、回収方法は自記式質問紙調査票に記入後、返信用封筒に入れて返信してもらった。調査内容は、表面妥当性の検討は、項目の用語がわかりやすいかどうか、表現は適切か、バブルバーレルになっていないか、目的とする内容を評価するのに必要な質問項目が含まれているかどうかについて検討した。内容妥当性の検討は、各項目の定義との関連性について、各下位尺度の定義と項目の関連の程度を4段階評定(Item-CVI)を用いて評価した。最後に、研究協力者の属性(実務経験年数、教育・研究経験年数)を尋ねた。表現の修正が必要であった項目は81項目中36項目あった。修正内容は、あいまいな表現に関するもの、表現不足に関するもの、限定的な表現になっているものであった。Item-CVI得点が0.78未満であった項目は3項目であった。表面妥当性・内容妥当性の結果を重ね項目の統合、削除を行った結果、質問原案修正案は57項目となった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
質問項目の元となるアイテムプールを作成するにあたり、質的記述的調査に時間を要したことからずれ込んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
質問項目が決定次第、自記式質問調査が行えるよう、準備を整え配送までの時間を短縮する。 回収率が高まるよう、研究調査依頼内容が伝わるよう文面を考える。
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Causes of Carryover |
自記式質問調査にかかる物品が研究遂行状況の遅れにより、次年度回しになったため。次年度、自記式質問調査にかかる物品の使用に当てる。
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