2017 Fiscal Year Annual Research Report
Study on high reliable processor based on mitigation and observation of aging
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15K15960
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Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
新谷 道広 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教 (80748913)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | MOSFET / プロセッサ設計 / 経年劣化 / NBTI / タイミング解析 / 回路シミュレーション |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度まで検討していた経年劣化見積もり手法は,あるワークロードを仮定して,そこから一意の信号確率を抽出して計算に用いていた.しかし,実際のプロセッサの稼働においては,常に一定ワークロードで動作しているわけではなく,常時刻々と変化している.したがって,単一のワークロードのみを考慮した場合だと,劣化により最悪遅延となるパスを見逃す可能性がある.さらにワークロードの推定はそれ自体が困難な課題である.本研究では,ワークロード依存の最悪ケースの劣化を,稀少事象を模擬する手法の1 つであるSubset simulation アルゴリズムを用いて高速に推定する手法を提案した.モンテカルロ・シミュレーションを適用した場合と比較して,計算時間を36 倍高速化できることを示した.
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Research Products
(16 results)