2017 Fiscal Year Research-status Report
意思決定における判断バイアスの発生メカニズムの解明と除去法の開発
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15K16008
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Research Institution | Kyoto Institute of Technology |
Principal Investigator |
近藤 あき 京都工芸繊維大学, グローバルエクセレンス, 助教 (30727053)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 判断バイアス / 感性評価 |
Outline of Annual Research Achievements |
当該年度の1年間は育児休業中のため研究の進捗なし
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当該年度の1年間は育児休業中のため研究の進捗なし
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Strategy for Future Research Activity |
研究再開後の平成30年度は、判断バイアスに加え、知覚表象におけるバイアスについても検討する。近年の研究では、直前の履歴へ同化するバイアスは判断レベルだけでなく知覚表象レベルにおいても生じることが示唆されており、刺激の見えは直前の試行の刺激に同化するように知覚されることが報告されている(Fischer & Whitney, 2014他)。今後の研究では、布の質感知覚を対象に、知覚表象レベルで直前試行に同化するバイアスが生じるかを検討する予定である。実験で用いる刺激は、前年度に作成したデザインシステムによる織物シミュレーション画像と、それをもとに実際に編み機で作成した試料を用いる予定であり、研究再開後に速やかに実験開始できる見込みである。
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Causes of Carryover |
前年度に共同研究の発表で国際会議に参加予定であったが、学務により参加を見送ったため。研究再開後の30年度に出張費及び実験謝金として使用する予定である。
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