2017 Fiscal Year Research-status Report
局所的な周辺文脈を利用した日本語の教師なしAll-words型語義曖昧性解消
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15K16046
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
古宮 嘉那子 茨城大学, 工学部, 講師 (10592339)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 語義曖昧性解消 / all-words / 分散表現 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度は,CICLING 2017(2017年 4月 ブダペスト)において「Domain Adaptation for Word Sense Disambiguation」を発表した.また,CICLING 2018(2018年 3月 ハノイ)において,「Comparison of Distributed Representations and Context Vectors for Japanese Onomatopoeia Classification」を発表した.なお,この科研費の本題のテーマであるall-wordsの語義曖昧性解消については,これまでの研究を国際会議(LREC2018)に投稿し,平成30年度5月に発表予定である(All-words Word Sense Disambiguation Using Concept Embeddings).さらにall-wordsの語義曖昧性解消については平成29年度にいくつか設定を変えて実験し,その精度をあげたので,その結果を加味してジャーナル論文を執筆予定である.また,平成29年度は,ジャーナル論文を執筆し,一報が掲載され,二報を投稿中である. そのほかをあわせると,平成29年度は,ジャーナル論文二報,国際会議の論文を五報(うち一報は来年度は発表),歴史的コーパスを作った新語義発見,短単位単語の分散表現から長単位単語の分散表現の生成,転移学習による語義曖昧性解消の領域適応についてなどの研究を含め,10回の研究会発表論文を発表した. 平成30年度は,延長した四年目の年であるため,既にアクセプトされた国際会議の論文を発表し,それを発展させた実験結果についてジャーナル論文を執筆,投稿する予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本来平成29年度までで終わるはずだった研究であるが,平成30年度の国際会議で発表することになったため,少々遅れているといえる.既に結果は出ており,さらに国際会議にもすでに通っているため,このまま行けば順調に終わりそうである.せっかく一年延長したので,平成29年度にいくつか設定を変えて実験し,その精度をあげたので,その結果を加味してジャーナル論文を執筆予定である.
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Strategy for Future Research Activity |
既に国際会議に通っているので,現在発表資料を作成中である. 平成29年度にいくつか設定を変えて実験し,その精度をあげたので,その結果を加味してジャーナル論文を執筆予定である.残っている金額もわずかであり,それで使いきれると予想している.
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Causes of Carryover |
分散表現を利用したall-wordsの語義曖昧性解消についての国際会議の論文を2018年5月の国際会議にて発表予定であるため科研費の延長を行った.この国際会議の登録料および旅費によってほとんど使い切る予定である.
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