2015 Fiscal Year Research-status Report
フィリピンのE-wasteインフォーマルリサイクルの適正化方策による環境改善効果
Project/Area Number |
15K16165
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Research Institution | National Institute for Environmental Studies |
Principal Investigator |
吉田 綾 国立研究開発法人国立環境研究所, 資源循環・廃棄物研究センター, 主任研究員 (10442691)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | インフォーマルリサイクル |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、国際医療NGOがフィリピン・マニラで実施しているE-wasteインフォーマルリサイクルの適正化方策がどのようなアクターの行動変容や環境改善に効果をもたらしたかについて実証的に明らかにすることにある。H27年度は同プロジェクトに関する過去のレポートやデータなどの情報を整理し、質的分析を行うとともに、今後の調査手法や調査項目についても検討した。また、学会等を通じて、フィリピンを含むアジア地域におけるE-wasteリサイクルに関する法制度化の動向について最新の情報を収集した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究対象としている国際医療NGOのプロジェクト担当者が交代し後任の人との意思疎通に課題があり、インタビュー・アンケート調査への協力がまだ得られていないことや、フィリピン大統領選挙の影響などもあり、現地調査の実施が困難であったため。
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Strategy for Future Research Activity |
現地を早期に訪問して現地の状況を把握するとともに、インタビュー調査の対象者や調査内容および調査手法を再検討して、研究体制とスケジュールを再構築する。
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Causes of Carryover |
現地調査が実施できなかったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
使用計画に基づいて、現地調査の旅費および研究協力者への謝金、学会・研究会での発表経費などに使用していく。
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