2018 Fiscal Year Annual Research Report
Development of Teaching Material from the point of view of Disaster Prevention of Home Economics in junior high School.
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15K16183
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
黒光 貴峰 鹿児島大学, 法文教育学域教育学系, 准教授 (50452925)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 家庭科 / 住生活 / 教材開発 / 模型教材 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成30年度は、開発した教材の教育現場への普及に向けた検討を行った。当初の研究計画では、教育現場への普及に向けては、ホームページの作成および報告書の作成を中心に行う予定であった。しかし、最終年度(平成29年度)に行った調査から、教員のホームページならびに報告書等の閲覧者が少ないことが確認されたため、平成30年度では、教育現場への普及の方法の再検討を行った。具体的には、1)教材の認知度を高める、2)教材の改善を図ることを目的に、より多くの教員に開発した教材を使用してもらい、意見や要望を踏まえ教材の改善を行った。研究方法は、1)鹿児島県内の中学校で有効性の検証を行うとともに、他県の中学校での検証(2018年7月)、2)家族の安全を考えた室内環境の整え方以外での活用方法の検討、である。結果として、1)では、開発した教材を使用した教員からは、「模型を使用することで生徒の興味・関心が高まった」、「イメージが出来にくい住生活の内容、ならびに自然災害を体験したことがない生徒がいる中で、開発した教材は有効である」という回答が得られた。また、それらの検証結果とともに開発した教材を第56回中国・四国地区中学校・技術家庭科研究大会で報告することもでき、教材の認知度を高めることができた。2)では、従来の模型教材(8畳1室)から、玄関(サニタリースペースを含む)、リビング、ダイニングキッチン、和室、夫婦寝室、子供部屋の6つの模型教材へと発展させた。それぞれの生活空間で安全を考えた室内環境の整え方を学べるとともに、各空間を連結させることで、快適・健康の視点を考えられる教材となっている。今後は、発展させた教材の有効性の検証を行うとともに、小学校ならびに高等学校でも活用できるよう、系統的な教材への発展を試みる。
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