2015 Fiscal Year Research-status Report
呼吸・循環障害を合併した高度肥満症への包括的リハビリテーションの有効性の確立
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15K16350
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| Research Institution | Tohoku University |
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Principal Investigator |
高橋 珠緒 東北大学, 大学病院, 助手 (20529698)
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2015-04-01 – 2019-03-31
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| Keywords | 包括的リハビリ / 体重減量 / 運動療法 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、呼吸・循環障害を合併した高度肥満患者への包括的リハビリテーションの有効性の解明（身体的効果、病態の改善、QOL、動脈硬化進展予防）および至適な運動プロトコールを確立することを目的としている。本年度は、BMI35以上の高度肥満患者3名に対し運動療法・食事療法・栄養指導・日常生活指導による包括的リハビリテーションを行った。食事療法は、一日当たり標準体重(kg)×25kcal/kgの総カロリー食に制限し、運動療法は有酸素運動と体幹・四肢のレジスタンストレーニングを併用した。内１名においては、有酸素運動として水中トレッドミルを使用した。有酸素運動の運動強度は、心肺運動負荷試験で設定した嫌気性代謝閾値のレベルとし、安全性に配慮しながら訓練を進めた。治療前後で心機能、呼吸機能、体組成、筋力、血圧脈波、糖脂質代謝、インスリン抵抗性、QOLのパラメーターを測定した。また、当院栄養部と連携し、体組成検査結果などをフィードバックしながら栄養指導を行った。活動量計（万歩計）を装着し一日の歩数や体重を記録する自己管理習慣をつけた。3名とも体重減量に成功し、退院後の経過をみている。本年度の後半は、産前産後休暇および育児休暇に伴い科研費の執行を停止したため研究を一時中断した。ただし、論文に関しては、心疾患を合併した脂質代謝異常症例に対し包括的リハビリテーションを行った効果についての症例報告を投稿中である。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本年度の後半は、産前産後休暇および育児休暇に伴い科研費の執行を停止したため研究を一時中断したので、十分な症例数を確保できなかった。
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| Strategy for Future Research Activity |
育児休暇終了後に研究を再開する予定である。更に症例数を集め、パラメーターの測定や解析を進めていき、発表や執筆なども行っていく。
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| Causes of Carryover |
本年度の後半は産前産後休暇および育児休暇に伴い科研費が中断となった為。
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
育児休暇終了後の復職に合わせて研究を再開し、当初の計画に沿って進めて行く予定である。
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