2015 Fiscal Year Research-status Report
下肢機能評価手法と下肢運動認知能力指標を用いた足部機能の複合的評価システムの構築
Project/Area Number |
15K16400
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Research Institution | University of Niigata Prefecture |
Principal Investigator |
野本 洋平 新潟県立大学, 国際地域学部, 准教授 (50455242)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 跨ぎ動作 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は、これまでに得られた実験結果を解析し、下肢の運動認知能力を測定する運動課題の1つとして「跨ぎ動作」を3次元位置測定装置により検討するための準備を行った。跨ぎ動作を評価する先行研究では、障害物を跨ぐ戦略が障害物を跨ぐ二歩手前で決まると報告している。しかし、先行研究では、障害物の設置位置が全ての対象者に対して同じ条件で行っている。つまり、障害物間の距離は、各対象者の歩幅に合わせて設置する必要がある。本研究では、複数の障害物を用いて障害物間の距離を各対象者の2ステップ長とした。解析した実験結果では、若年者を対象にheel-distanceおよびtoe-distanceに関する分析を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
平成27年度は、3次元位置測定装置の購入に時間がかかり、一時期停滞してしまった。さらに購入後も実験環境の再検討や環境の整備などの必要性が生じたため、当初の予定より遅れている。平成28年度では、27年度に予定していた実験を行いデータ取得およびシステム構築の検討を行う。
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Strategy for Future Research Activity |
平成28年度の前半は、実験準備を早急に行う。さらに実験を行いデータの取得を開始する。平成28年度後半では、これまでに得られたデータも合わせて、下肢の運動認知能力を推定するシステム構築の検討を行う。研究成果については、こまめにまとめ学会発表あるいは論文投稿を行っていく予定である。学会は3件/年、論文は1編/年程度を目標に行っていく予定である。
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Causes of Carryover |
平成27年度は計画の遅れがあったことと、謝金を使用する必要が無かったために、次年度使用額が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
実験協力者への謝金、計算機周辺パーツ、学会発表のための旅費、論文投稿料として使用する。
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