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2017 Fiscal Year Research-status Report

学校体育振興に向けた伝承あそびの新たな可能性

Research Project

Project/Area Number 15K16438
Research InstitutionNakamura Gakuen University Junior College

Principal Investigator

門田 理代子  中村学園大学短期大学部, 幼児保育学科, 助手 (40641866)

Project Period (FY) 2015-04-01 – 2019-03-31
Keywords学校体育 / 運動遊び / カンボジア
Outline of Annual Research Achievements

平成29年度は本研究の最終年度として計画していたが、体調不良に伴う長期療養が必要となったため、計画に沿った研究活動を実施することが不可能であった。そのため研究期間の延長申請を行い、平成30年度の研究完成を目指すということで計画を大幅に変更した。
平成29年度は現地での充実した活動が実施できなかったが、国内においてカンボジアで行う授業計画を話し合った。現地においては身体活動を実施する場の設定自体が非常に難しく、鬼遊びなど十分な空間を必要とする身体活動の実践はカンボジア国内すべての学校で実現することが非常に難しい状況であることがこれまでの調査でわかってきた。増え続ける子どもと、伸び続ける進学率にともなって学校数は急激に増加しているものの、体育授業の実施を想定した構造となっていない学校が多くを占めていることから、学校体育に対する意識が低いことは明白である。1クラスあたりの児童数が最大60名程度にもなるカンボジアにおいて、一斉に十分な運動量の体育授業を展開するのは非常に困難であり、また、今後さらに子どもの数が増えることが予想されるカンボジアにおいて実施可能な体育授業を考案することは、当初の予想よりも難しくなっていると考えている。今後はこのような、校庭がほぼないような学校でも実践できる活動、または児童数が非常に多い中で手狭になる環境を考慮した内容にも着目して運動実践の内容を検討していきたいと考えている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

長期におよぶ療養の必要があったため、国内外において研究活動に充てられる時間が大幅に制限されたことにより、平成29年度に関してはほとんど研究活動を行うことができなかった。
そのため平成29年度実施予定であった活動を平成30年度に実施するよう計画を変更し、平成30年度研究完遂を目指すこととする。

Strategy for Future Research Activity

これまでに指導学生およびに協力者たちとともに実践してきた指導要領に関して、現地の環境、教員や児童・生徒たちの反応など、あらゆる観点から再考し、内容を精査してカンボジアの母国語であるクメール語に翻訳した指導要領を作成する予定である。平成30年度に関しても現地への渡航を計画しており、その渡航に合わせて現地教員への配布を検討している。

Causes of Carryover

平成29年度は体調不良により、補助事業期間の延長申請をした。これにより、研究をほとんど進めることができず平成29年度は未使用額が生じた。
平成30年度における研究費の使用予定に関してであるが、これまでに検討、検証してきた内容についてまとめ、翻訳し、現地の教員へ配布する。そのための翻訳料、印刷・製本費および現地渡航費用として充てる予定である。

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Published: 2018-12-17  

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