2015 Fiscal Year Research-status Report
総合型地域スポーツクラブのクラブマネジャー能力評価尺度の開発と活用
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15K16451
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
高岡 敦史 岡山大学, 教育学研究科(研究院), 講師 (60550291)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 地域スポーツクラブ / クラブマネジャー / 能力 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は,総合型地域スポーツクラブのクラブマネジャーの能力測定尺度の構築に向けて,先行研究文献・資料から理論的構成次元を生成するとともに,自由記述式調査と観察を通して質問項目を作成することが目標であった. 先行研究文献・資料の検討から,理論的構成次元は,(1)チームビルディング・対話促進,(2)アイディア提示,(3)意思決定(留めを打つ),(4)人材調達・活用,(5)事務管理・遂行,が生成された.クラブマネジャーに対するインタビュー調査および観察を通して,仮説構成次元に一定の妥当性があることは確認できたところである.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
先行研究の検討およびクラブマネジャーに対するインタビューおよび日常業務の観察を通して,一定の妥当性があると考えられる仮説構成次元の生成までは到達した. しかし,調査票を構成するための項目化にまで到達できていない.その理由は,クラブマネジャーの立場の多様性にある. インタビュー・観察対象となったクラブマネジャーは,組織構造上のトップリーダーである場合やミドルリーダーである場合,あるいは組織運営全体に責任を負う者や会議進行や会計処理等の実務を担う者など,様々であった.今後は,これらを包含した項目化を進めたい.
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Strategy for Future Research Activity |
今後は,研究協力者とともに妥当性の高い項目化を進め,一次調査をできるだけ早期に行い,項目妥当性の検証を行う. その後,クラブマネジャー養成講習等における本調査を行い,養成講習の効果性検証を行う.
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Causes of Carryover |
先行研究・文献の分析を進める過程で,事前計画よりも若干少ない資料で十分であったことに加えて,自由記述調査を実施せず,インタビュー調査に変更したためである.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成28年度中のアンケート調査を広範囲かつ多量化するために使用する.
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