2016 Fiscal Year Annual Research Report
A Study on the Development of the Effective Activity Program for Training Life Skills
Project/Area Number |
15K16503
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Research Institution | Aichi University of Education |
Principal Investigator |
山田 浩平 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (60439304)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | アクティビティ / ライフスキル / 評価票 / プログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、ライフスキルをより楽しくより効果的に形成し、さらに体力の維持・向上を図るために、アクティビティを取り入れたプログラムとその評価票を開発することにあった。この目的を達成するためにいかに示す研究1~4を行った。 平成27年度は研究1として、プログラムの教育効果自体を評価するために、米国のNational Health Education Standards の到達目標を翻訳と分析し、第66回日本体育学会で発表した。さらにこの研究成果を踏まえ、日本におけるプログラムの教育効果を測定する評価票を作成するために、小・中学生約1000人を対象に調査を行い、認知領域10項目、情意領域10項目の評価票が完成し、第62回日本学校保健学会で発表した。 研究2では、ライフスキルの形成の評価票を作成するために、WHOの提唱する5組10種類の(問題解決、意志決定スキルなど)のライフスキルの種類に合わせた尺度案を作成した。さらに作成した尺度案を、小・中学生約1000人を対象に調査を行い、ライフスキル5組10種類ごと各5項目(計50項目)の尺度が完成し、第25回日本健康教育学会で発表した。 平成28年度には、アクティビティを取り入れたライフスキル形成のプログラム案を開発するための基礎研究(研究3)として、小・中学生の遊び(身体活動)の種類や頻度によってライフスキルの形成に差があるのかの調査を行った。その結果、遊びの頻度が高い者はライフスキルの得点も高いことが見出され、第63回日本学校保健学会で発表した。この知見を基に、アクティビティを取り入れたライフスキル形成のためのプログラム案を作成し、平成28年12月に中学生500人を対象にプログラムを実施した(研究4)。その結果、ライフスキルの形成とある程度の身体活動が得られ、平成29年の第64回日本学校保健学会(平成29年11月)で発表予定である。
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