2015 Fiscal Year Research-status Report
青少年の受験期における身体活動量変化の実態と身体不活発化を抑制する支援モデル提案
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15K16508
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
内藤 隆 明治大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (50600946)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 受験 / 運動不足 / 座位行動 / 身体活動量 / 学習効率 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度(初年度)前半は,受験生の生態を知るため,(1) 受験生へのインタビュー調査、(2) 大学入学者(受験終了者)へのアンケート調査――を実施した.これらをつうじて,青少年の受験期における生活スタイルの傾向,受験勉強の本格化時期・終了時期などのデータを得ることができた. 後半は,次年度から開始する受験生の身体活動量変化に関する縦断研究の予備調査として,(1) 高校2・3年生(150名程度)を対象とした1週間の活動量計装着による身体活動量調査および生活習慣調査,(2) 中学3年生(70名程度)に国際標準化身体活動質問票(IPAQ)による身体活動量調査をおよび生活習慣調査――を実施した.これらをつうじて,受験生の身体活動量データの傾向と縦断研究を進める上での課題(活動量計の装着コンプライアンス向上,活動量計未装着時間のデータ補正の精度向上など)が明らかになった. 本年度の研究成果は,第110回次世代大学教育研究会,NSCAジャパンS&Cカンファレンス等で発表した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度(初年度)に予備調査を実施したことで,次年度から本格化する集団への活動量計を身体活動量測定の手順,取得した身体活動量データの解析方法などのノウハウを獲得することができた.
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Strategy for Future Research Activity |
受験生の身体活動量変化の縦断調査に取り組む.これまでの研究協力先のほか,研究プロジェクトのホームページを新たに立ち上げ,そこでも被験者を広く募り,調査を進めていく.これと並行し,受験生の身体活動を促進するための支援モデルや効果的なプロモーションを検討するため,専門家や団体へのインタビューを実施する.年4回程度,学会・研究会で研究発表を行い,研究を推進していく.
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Causes of Carryover |
実験機器の必要数が増え,追加購入するのために前倒し支払請求(10万円)を行ったが,被験者数の微減があり,実験機器の購入数が1台減った.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
被験者謝金,研究補助業務への報酬として使用予定である.
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