2018 Fiscal Year Annual Research Report
"Masculinity and Aging" in American Drama
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15K16705
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
森本 道孝 大阪大学, 文学研究科, 准教授 (90581182)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | Sam Shepard / アンチエイジング / アメリカ演劇 / マスキュリニティ / 老いと医療 / 英米文学 / アメリカ文学 |
Outline of Annual Research Achievements |
アメリカ人演劇作家Sam Sheapardを中心に、「マスキュリニティと老い」の観点からの研究をまとめることができた。特に、舞台というジャンルにおける俳優の身体性と、作品内に描かれるテーマとしての「エイジング」「アンチエイジング」に絞って、論点をまとめた。また、海外出張としてニューヨークに行き、アメリカ演劇の本場ブロードウェイにおける現在のアメリカ演劇の実態を調査すること、および関連資料の調査をすることができた。 研究発表としては、日本アメリカ演劇学会において、第8回全国大会のシンポジウム「オールビーの詩学」にパネリストとして登壇し、「つぎはぎの声――Edward Albee作品に見る生と死を奏でる音楽の効果」のタイトルで発表し、討論を行った。また、阪大英文学会において、「加齢と孤独――Sam Shepardの Heartless (2012) を中心に――」というタイトルで発表を行った。 論文発表は、『待兼山論叢(文学篇)』に「抵抗のロック音楽――サム・シェパード作品に見るアンチエイジング志向――」を投稿し、掲載された。
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