朝鮮語諸方言の形態音韻論的研究

2015 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 15K16743
• Research Institution: Kyushu University
• Principal Investigator: 辻野 裕紀 九州大学, 言語文化研究科(研究院), 准教授 (70636761)
• Project Period (FY): 2015-04-01 – 2019-03-31
• Keywords: 形態音韻論 / 朝鮮語

Outline of Annual Research Achievements

本格的なフィールド調査をする前段階として、先行研究の収集・調査を韓国ソウル市内の国会図書館や国立中央図書館等で行なった。

Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

現在、フィールド調査の前段階として必要な論文、図書の入手、整理が概ねでき、インフォーマント調査のための準備がある程度整った状態にある。当初は、予備調査的なインフォーマント調査も併せて行なう予定であったが、平成25-26年度科研費（若手研究B「現代朝鮮語における〈濃音化〉の総合的研究」）の平成27年度への繰越を行ない、それに時間を費やすこととなったため、実現できず、進捗状況としてはやや遅れていると言える。

Strategy for Future Research Activity

本年度に行なった先行研究の批判的分析を念頭に置きつつ、残り３年はフィールド調査に集中し、その解析、記述を緻密に行なっていきたい。

Causes of Carryover

当初予定していたインフォーマント調査（予備調査）ができなかったことが主な理由である。

Expenditure Plan for Carryover Budget

次年度に、今年度実施できなかったインフォーマント調査に必要な旅費等として使う予定である。