2016 Fiscal Year Research-status Report
中小規模畜産業産地の革新と存続の可能性に関する研究
Project/Area Number |
15K16888
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
淡野 寧彦 愛媛大学, 社会共創学部, 准教授 (10591951)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 銘柄豚 / 消費者意識 / テキスト分析 |
Outline of Annual Research Achievements |
豚肉供給における銘柄豚事業の拡大が継続していることを『銘柄豚肉ハンドブック』などから確認するとともに,その特徴の変化を分析することによって,生産・消費の両サイドにおける食肉に対する意識や評価基準などのあり方について検討した。 また,四国地方を対象とした中小規模畜産業産地の存続と革新の方向性について,愛媛県や高知県の事例調査などをもとに検討した。 以上の成果を,日本地理学会2017年春季学術大会における口頭発表や,えひめ農業・農協問題研究会第70回例会における招待講演を通じて公表し,学術分野における研究の深化のみならず,実務者らとの意見交換を通じた社会還元にも結び付けられるよう,活動した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本プロジェクトで開始した研究内容について,その成果を学会等の場で公表する機会も増えつつあり,おおむね計画通りに進捗しているものと思われる。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度はプロジェクトの最終年度であるため,研究成果全体の総括に向けた調査や分析を効果的に進めていきたい。
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Causes of Carryover |
当初計画において計上した,現地調査のために必要となる旅費について,調査予定対象の組織などとの交渉のなかで,資料提供のみ可能や,電話等による情報提供といった,必ずしも現地を訪れない状態で情報収集を行う機会が比較的多かったことなどによる。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
最終年度ということもあり,次年度は学会発表のための出張旅費や,現地調査の回数も増加することが見込まれるため,これらに活用する予定である。
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Research Products
(3 results)