2017 Fiscal Year Annual Research Report
Sturactural Change, Economic Growth and Resource Allocation
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15K17025
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
堀 健夫 東京工業大学, 工学院, 准教授 (80547513)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 経済成長 / 産業構造 / サービス化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題の2017年度の研究成果として次の2つの論文を公刊した。 1.Takeo Hori, Noriko Mizutani, Taisuke Uchino. Endogenous Structural Change, Aggregate Balanced Growth, and Optimality. Economic Theory, Springer, Volume 65, 1, pp. 125-153, Jan. 2018. 2.Takeo Hori. Female Labor Participation, Fertility, and Structural Change. Department of Industrial Engineering and Economics. Working paper No.2017-8 論文1では、データと整合的な産業構造の変化を説明する理論モデルを構築した。そのモデルを用い、現実に観察されるサービス業の拡大という産業構造の変化の効率性を分析した。分析の結果、現実に観察されるサービス業の拡大は急速に進みすぎていることを示した。また、より効率的な産業構造の変化を達成するための政策を分析した。 論文2では、次の二つの事実の理論的説明を試みた。事実(i):サービス業が拡大している国ほど女性の労働参加が多い。事実(ii):女性の労働参加が進んでいる国ほど出生率が高い。この事実を説明するためには、出産・育児に関するサービスの発達と普及が重要な要素であることを示した。
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Research Products
(6 results)