2015 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
15K17054
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
爲近 英恵 名古屋市立大学, 経済学研究科(研究院), 講師 (30581318)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 経済政策 / 異時点間代替弾力性 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は、主に、異時点間代替弾力性の推定方法について確認し、近年の日本のデータを用いた異時点間の代替弾力性を推定した。異時転換代替弾力性の推定方法として、Dunn and Singleton(1986)で用いられた推定方法とOgaki and Reinhart(1998)で用いられた推定方法の2つを考慮した。そのうち、Ogaki and Reinhart(1998)の推定方法を用いて、1994年から2014年にかけての日本における異時点間の代替弾力性を推定した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究は、自動車消費を明示的に扱った異時点間の代替弾力性値を推定することを目的としている。平成27年度は、異時点間代替弾力性値の推定方法について確認し、近年の日本のデータを用いて、異時点間の代替弾力性値を推定することができている。
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度に分析した結果を論文としてまとめる。また、自動車データの整備をすすめ、日本における自動車消費行動の異時点間の代替弾力性値を推定する準備を進める。
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Causes of Carryover |
平成27年度に分析に必要な自動車消費に関するデータを購入する予定であった。しかし、まず推定方法とモデルを確認する作業を行い、そのうえでそれらを、自動車消費行動を考慮した考慮したモデルに拡張・アプライするという研究計画に変更している。平成27年度は、推定方法とモデルの確認を行っており、平成28年度にデータを購入する予定である。このデータの購入金額が使用額が生じた理由である。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成27年度に発生した次年度使用額は、当初の研究計画どおり、データ購入費に充てる予定である。
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