2018 Fiscal Year Annual Research Report
Economic analysis of the effects of different collateral registrations on entrepreneurship
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15K17084
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| Research Institution | Kansai University |
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Principal Investigator |
座主 祥伸 関西大学, 経済学部, 准教授 (40403216)
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| Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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| Keywords | 法と経済学 / 外部ファイナンス / 外部担保 / 内部担保 / 個人保証 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
2018年度では、担保登録制度の違いが外部担保と内部担保の選択に与える影響に関する研究成果報告として、二つの関連する国際学会（Asian Law and Economics Association と World Interdisciplinary Network for Institutional Research）で報告を行った。加えて、追加分析として研究開発と debt finance/equity finance に関する分析も行った。この研究は、年度内に研究会で報告し、その改訂した内容を2019年度の法と経済学会で報告予定である。
英米法では包括的な担保登録制度が整備されている一方、ドイツや日本では特定性の原則に基づいた担保登録制度が整備されている。研究期間全体を通じて、主に日米の担保登録制度の違いを念頭に、法制度の違いが融資契約を通じて起業家のインセンティブに与える影響を考察した。
具体的には、法制度の違いを分析するための基礎研究として、経営者の財産を担保とする外部担保と企業の財産を担保とする内部担保の違いを考察した。この外部担保と内部担保の違いを基に、担保登録制度の違いが担保の選択と起業のインセンティブに与える影響を分析した。日本型制度では外部担保が主に利用され、米国型制度では内部担保が主に利用される結果を得た。これは実際の担保の利用と整合的である。加えて、担保制度が信用契約を通じて研究開発のインセンティブに与える影響も考察した。この研究では、米国型担保制度の下では、日本型制度を比べて、credit finance が利用される結果を得ている。
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Research Products
(4 results)
