2015 Fiscal Year Research-status Report
市場志向並びに代替的な戦略志向性が成果要因に及ぼす影響と周辺環境のメカニズム解明
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15K17145
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
岩下 仁 九州大学, 経済学研究院, 講師 (30608732)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | マーケティング / 製品開発 / 市場志向 / 代替的な志向性 / 実証分析 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、一連の志向性が成果変数に与える影響を、環境モデレーター変数を含めて解明する仮説モデルを導出するため、市場志向研究をはじめとする一連の先行研究のレビューを実施している。対象とした研究は、Journal of Marketing誌といった主要な国際学術誌にはじまり、Journal of Product Innovation Management誌、そして国内の『流通研究』といった学術誌などである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初年度の研究計画は、市場志向やデザインに関する一連の先行研究の整理と製造業者の担当者へのインタビューである。前者に関しては予定通り研究がなされた一方、後者に関してはインタビューのアポイントメントを一部とることができず、予定通りの研究計画を達成できなかった。このことから、本研究の現段階は研究計画書にある「わが国の製造業者に対するインタビューの実施」に該当している。
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Strategy for Future Research Activity |
初年度において製造業者へのアポイントメントが困難であったことを踏まえて、本年度は個人のみならず他の研究者の人的ネットワークあるいは、自らが所属する大学のMBA課程の人的ネットワークを活用して、対象となる製造業者にインタビューを実施していきたいと考えている。これらの方策をとることで、初年度に達成できなかった研究を遂行していく。
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Causes of Carryover |
次年度使用額が生じている理由は、製造業者の方々へのインタビューが実施できなかったことによる謝金支払い分が計上されていなかったことによる。加え、インタビュー時の出張旅費の計上も予定していたため、その分が次年度に繰り越しされている。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度は前述のとおり、パソコンなど当初の研究計画書に記載された物品費、ならびにインタビュー実施による出張費など、本年度未使用分の研究費を使用していく予定である。
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Research Products
(1 results)