2017 Fiscal Year Annual Research Report
A Research of Target Costing in service organizations different from manufacturing organizations
Project/Area Number |
15K17170
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Research Institution | Rissho University |
Principal Investigator |
近藤 大輔 立正大学, 経営学部, 専任講師 (30712533)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | インタビュー / 観察 |
Outline of Annual Research Achievements |
2013年6月からはじめたぶどうの木の調査は,サービス業の原価企画という視点から調査を進めて論文「レストランサービスの原価企画-株式会社ぶどうの木のレストラン事業部の考察-」(2017年7月)を執筆し,メルコ管理会計にて公刊された。現在も調査を継続している。 航空サービスを提供する日本航空株式会社の調査を行った。子会社にまで変革が波及したのかという疑問を解消すべくJ-AIR,JACといった子会社の調査も行った。そして,2016年8月にはJALの子会社に焦点を当て,JACの経営改革と管理会計というテーマで学会発表を行い,論文を共同執筆し,2017年に学会誌『原価計算研究』に掲載された。 2016年末からは,日本航空株式会社のサービス業としての側面に焦点を当てて調査を進めた。そして,最も顧客と接する機会の多い客室部門に着目して,データを入手し,考察して論文「サービスの品質を高めるアメーバ経営-日本航空株式会社の客室サービスを変えたJALフィロソフィ-」を執筆し,『アメーバ経営の進化-理論と実績-』(中央経済社)の第一論文として掲載され2017年に発刊された。 2011年3月からアメーバ経営の導入に関する研究を行うようになった。アメーバ経営の導入経験のあるインフラテックを調査する機会に巡り会い,導入前・導入後・廃止後の状況についてインタビュー調査を実施した。その後,幾度となく追加調査を重ね論文「アメーバ経営導入の阻害要因-インフラテックからの教訓-」を執筆し,2017年にメルコ管理会計に掲載された。
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