2015 Fiscal Year Research-status Report
認知症高齢者グループホーム選択までの過程とその選択基準
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15K17226
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Research Institution | Teisei Gakuen Junior College |
Principal Investigator |
辻 泰代 貞静学園短期大学, その他部局等, 講師 (20611388)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | グループホーム / 選択基準 / リロケーションダメージ / 認知症 / 高齢者福祉 |
Outline of Annual Research Achievements |
<目的>本研究は、環境変化による不適応状態(リロケーションダメージ)を起こしやすい認知症高齢者が、入居後もその人らしい生活を継続するためには、どのような基準で入居先を選択し、入居後にどのような生活を望むのか、利用者側からの視点で方向性を探る研究である。認知症介護の切り札として誕生したグループホームにおいて、利用者側はどのような期待を持ち、どのような生活を望むのか、認知症高齢者本人および家族介護者の声から明らかにしようとするものである。また、グループホームの職員側の考える利用者にとってのグループホーム選択基準も明らかにする。 <研究方法>半構造化面接法による個室での個別ヒアリング調査。調査対象者は、グループホームの入居者である認知症高齢者および家族介護者と、グループホームの施設長および介護職員である。 <今年度実績>現在までの進捗状況参照。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
所属研究機関の変更と研究開始年度が重なり、エフォートが当初の見積もりよりも少ない状況となり、外出してヒアリング調査を実施することが難しかった。 今年度は、学内で可能な研究活動として、先行研究の収集・整理や、ヒアリングガイドなど調査関連書類の作成を優先的に進めた。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度実施が難しかった部分の調査については、次年度に追加調査を実施できるよう、次年度の研究計画の修正および調査依頼方法の変更を行う。
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Causes of Carryover |
2年間の研究で、次年度が2年目であるため、次年度の使用額が生じている。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
今年度は外出しての調査が難しかったため、当初計画していた謝金等は発生しなかった。次年度は、今年度の繰り越し金も含め、有効かつ適正に研究費を使用する。
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