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2015 Fiscal Year Research-status Report

父親の家庭・地域参画の促進を意図した家族参加型子育て支援プログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 15K17234
Research InstitutionKyoto Koka Women's University

Principal Investigator

松本 しのぶ  京都光華女子大学, こども教育学部, 講師 (90390210)

Project Period (FY) 2015-04-01 – 2018-03-31
Keywords子育て支援プログラム / 父親
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、父親の家庭・地域への参画を意図した家族参加型子育て支援プログラムの開発を行うことである。具体的には、乳児のいる父親の子育てへの関与を促進し、父親が継続的に子育てを支え合う「地域とのつながり」を形成できるプログラム内容を検討する。また、プログラム評価として、プログラム参加前後の父親の変容について、質問紙調査およびインタビュー調査を実施し、その効果と課題を検証する。
初年度となる平成27年度は、プログラム内容の構築およびそのプログラム評価のための質問紙調査の項目を作成した。そのために、まず、子育て支援および男女共同参画に関する基礎文献と基礎調査の収集・分析を行い、今後実施する質問紙調査およびインタビュー調査の内容・方法について検討を行った。また、日本保育学会等、関連する学会、研究会、イベントなどに参加し、子育て支援のあり方や質的研究の最新の知見など、本研究への示唆を得ようとした。さらに、これまでの父親に対する子育て支援プログラムの研究結果を再検討するとともに、実際に父親支援の実践者から聞き取りを行うなかで、配偶者との関係性が父親の育児への関与に影響を及ぼす可能性が高いと考えられたため、この点をプログラム内容および質問紙調査の調査項目に反映させた。次年度に実施する質問紙調査において、プログラム実施前後の父親の子育てへの関与、地域への参画、配偶者との関係性への変容等について検討を行い、プログラムの評価を行っていく予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

平成27年度内に、家族参加型子育て支援プログラムの実施およびプログラム評価のための質問紙調査実施を予定していた。しかし、プログラム作成および質問紙調査項目作成の検討に十分な時間を要したため、実施することが出来なかった。そのため、「やや遅れている」と評価した。プログラム実施、質問紙調査(計3回)も平成28年5月より開始することが決定しており、3年間の研究全体としては大きな遅れはない予定である。

Strategy for Future Research Activity

平成28年5月より家族参加型子育て支援プログラムおよび質問紙調査を実施することがすでに決定している。今年度後半は、プログラムを進めながら、計3回の質問紙調査を実施し、そのデータの分析を行っていくことになる。
なお、平成28年度は、平成27年度の繰越金より、プログラム実施に関する人件費、会場費等、さらに、質問紙調査実施にかかる郵送費、データ集計に関する人件費等の費用を支出する予定である。また、平成28年度支出予定額については、平成28年度実施計画に基づいて使用する。昨年度に引き続き、学会等への参加に要する旅費、文献レビューのための書籍の購入を行う予定である。

Causes of Carryover

平成27年度に実施予定であった家族参加型子育て支援プログラムの実施および質問紙調査の実施ができなかったため、次年度使用額が生じた。

Expenditure Plan for Carryover Budget

平成28年度には、当初平成27年度予定だったプログラム実施(平成28年5~6月頃に実施予定)に関する人件費、会場費等、さらに、質問紙調査実施にかかる郵送費、データ集計に関する人件費等の費用を支出する予定である。また、平成28年度予定額については,平成28年度実施計画に基づいて使用する。

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Published: 2017-01-06  

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