2015 Fiscal Year Research-status Report
避難住民における多量飲酒者に対する新たな集団療法の構築
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15K17297
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| Research Institution | Fukushima Medical University |
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Principal Investigator |
上田 由桂 福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 助手 (00722480)
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| Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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| Keywords | 東日本大震災 / 避難住民 / 問題飲酒 / 節酒プログラム |
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| Outline of Annual Research Achievements |
・本研究は、東日本大震災発生後、福島県沿岸部の支援的業務を行っている避難住民を含む職員を対象として、質問紙とアルコールの早期介入を目的とした一次予防を行うことを目的とする。本研究の目的を達するために、H27年度の研究実施計画どおり、避難住民に対しての節酒プログラムを実施するための資料収集を行うために、以下のことを実施した。
①定期的にふくしま心のケアセンター 地域アルコール対応力強化事業のミーティングに参加し、避難住民の飲酒問題ついての状況を把握した。また、定期的に相馬こころのケアセンターなごみに出張し、仮設、復興住宅の訪問や多量飲酒者の男性の集まりに参加し、実際の支援・介入方法についての理解を深めた。また、相双方部のアルコールプロジェクトミーティングに参加し、各方部のスタッフとの円滑な連携を行った。
②国立病院機構久里浜医療センター、独立行政法人国立病院機構肥前肥料センターの研修会に参加し、依存症について、また集団療法について勉強をした。その結果、本研究で実施する介入プログラムについては、肥前医療センターが実施する節酒指導プログラムを選定した。また、プログラムの内容については、東日本大震災後と飲酒の関連について、また多量飲酒者への介入方法についての内容についての資料を追加することとした。
③市町村職員や被災者支援の管理している会社の担当者とミーティングを行い、本研究者の対象者を選定した。また、本研究の対象者に実施する質問紙調査を作成するために、ワーキンググループを定期的に行った。
④東日本大震災後の飲酒行動の変化と精神健康の影響についての英語論文を公表した。論文内容の一部は、研修時の資料とした。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
対象者の選定に時間がかかってしまったため。
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| Strategy for Future Research Activity |
・5月の倫理審査会で審査予定となっている。
・審査通過後に、対象者に節酒プログラムを実施予定としている。
・介入と同時に質問紙調査の解析を始める。
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| Causes of Carryover |
・介入時期が遅れたために、節酒プログラムに必要なプロジェクター等の備品をH27年度に購入しなかった。また、分担研究者がアルコール節酒プログラムの研修をH28年度に持ち越したために、旅費等が発生しなかった。
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
・節酒プログラムに使用する備品等の購入・アンケートの印刷費。
・分担研究者の研修参加費、旅費。
・アルコール関連に関する本、資料の購入。
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Research Products
(1 results)
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[Journal Article] Drinking Behavior and Mental Illness Among Evacuees in Fukushima Following the Great East Japan Earthquake: The Fukushima Health Management Survey2016
Author(s)
Yuka Ueda, M.A.; Hirooki Yabe, M.D, Ph.D.; Masaharu Maeda, M.D, Ph.D; Tetsuya Ohira, M.D, Ph.D.; Senta Fujii, M.D, Ph.D.; Shin-ichi Niwa, M.D, Ph.D.; Akira Ohtsuru, M.D, Ph.D.; Hirobumi Mashiko, M.D, Ph.D.; Mayumi Harigane, Ph.D.; Seiji Yasumura, M.D, Ph.D.
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Journal Title
Alcoholism: Clinical and Experimental Research
Volume: 40(3)
Pages: 623-630
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Acknowledgement Compliant
