2015 Fiscal Year Research-status Report
アメリカ産業科教育協会による技術教育のカリキュラム開発に関する教育実践史研究
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15K17339
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
木下 龍 千葉大学, 教育学部, 准教授 (10586217)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 技術教育 / カリキュラム開発 / 教育実践史 / 専門職団体 / フラタニティ |
Outline of Annual Research Achievements |
2015年度の研究課題は,アメリカ産業科教育協会による教育研究活動の全体像を,文献調査によってとらえることであった。具体的な研究成果は,以下の通りである。 1.アメリカ産業科教育協会による教育研究活動に関する資料の収集 アメリカ産業科教育協会の機関誌であるTechnology and Engineering Teacher(The Industrial Arts Teacher, The Journal of Industrial Arts Education, The Technology Teacher後継誌)を収集することができた。さらに,アメリカ産業科教育協会の年次大会議事録であるaddress and proceedings of the annual conventionを,Ohio State University Book Depositoryから収集することができた。 2.アメリカ産業科教育協会の設立と初期の教育研究活動の分析 アメリカ産業科教育協会の設立経緯については,イプシロン・パイ・タウ(ΕΠΤ)と称するフラタニティの教育研究活動を基盤とし,かつ,このフラタニティの10周年記念大会を契機として1939年に設立された経緯が明らかとなった。このイプシロン・パイ・タウとは,技術教育の発展とそれを担う指導者の育成をめざし,1929年にオハイオ州立大学に設立された技術教育分野の専門的な自治組織であった。これらの分析結果は,「アメリカ産業科教育協会の設立に果たしたイプシロン・パイ・タウの役割」としてまとめ,学会誌へ投稿中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2015年度は,資料収集および分析等,当初の計画通りにおおむね順調に進展している。とりわけ,2015年度中に,P. A. Reed, J. E. Laporte, A Content Analysis of AIAA/ITEA/ITEEA Conference Special Interest Sessions: 1978-2014, Journal of Technology Education, Vol.26, No.3, Special Editionが公開されたことで,研究の進展に見通しを持つことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
2016年10月から2017年7月まで,所属機関にてサバティカル研修の許可を得ることができた。このサバティカル研修を利用して,アメリカ合衆国での現地調査ならびに研究活動に専念する。
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Causes of Carryover |
消耗品費が少額残ったため,次年度使用額が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
2016年度の物品費として使用する。
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