2018 Fiscal Year Research-status Report
授業研究の国際的な伝播と循環のポリティクス:教育借用理論の再構築
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15K17382
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
荻巣 崇世 名古屋大学, 国際開発研究科, 学術研究員 (00743775)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 授業研究 / 教育借用 / 教師教育 / 比較教育学 |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年度は、これまでの研究成果に基づき、(1)国内外の学会における研究成果の発表、(2)日本語・英語の両言語での論文の執筆と投稿、(3)授業研究以外の事例を用いた教育借用試論の検証、の3点を実施する計画であった。(1)成果の発表に関しては、日本比較教育学会において、本科研にかかわる3度目の個人発表となる、「授業研究の国際的な伝播と循環のポリティクス:-スイス・インドネシア・フィリピンにおける事例研究」をおこない、50名近い参加者を得て貴重な質問やコメントを得ることができた。 その他の計画に関しては、年度初めに妊娠が発覚し、論文の執筆や海外渡航等が困難になったことから、一旦研究を保留することとし、課題の延長を申請して19年度に引き続き残りの計画を遂行することになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
当初、2018年度は、(1)国内外の学会における研究成果の発表、(2)日本語・英語の両言語での論文の執筆と投稿、(3)授業研究以外の事例を用いた教育借用試論の検証、の3点を実施する計画であった。 実際に実施できた内容としては、(1)について、日本比較教育学会第54回大会において、「授業研究の国際的な伝播と循環のポリティクス-スイス・インドネシア・フィリピンにおける事例研究」として口頭発表を実施し、有益なコメントを得ることができたものの、国際学会での発表や(2)、(3)の計画については、2018年度中に実施することができなかった。これは、2018年度初頭に妊娠が発覚し、体調が不安定で論文の執筆や国際学会に参加するための海外渡航が困難になり、研究を一旦休止する必要があったためである。
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Strategy for Future Research Activity |
以上の事由により、課題の延長を申請し受理されたため、2019年度を本科研の最終年度として、2018年度に実施できなかった(1)特に海外の学会での口頭発表、および(2)日本語・英語の両言語での論文の執筆と投稿、(3)授業研究以外の事例を用いた教育借用試論の検証、を実施する。 (1)については、2020年3月にマイアミで開催される北米比較・国際教育学会(CIES)において口頭発表を行う。 (2)については、既に大枠を執筆済みの英語論文に関して、英文校正を受けた後、International Journal of Lesson and Learning Studies (IJLLS)に投稿する。日本語論文に関しては、「比較教育学研究」への投稿を目指し、執筆している。 (3)に関しては、若手研究者を中心としたグループにてシンポジウムまたはラウンドテーブルを開催することを目指して調整中である。
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Causes of Carryover |
2018年度の初めに妊娠が発覚し、予定していた論文執筆や海外渡航の実施が困難になり、研究を一旦休止する必要が生じ、予算を執行できなかったため、次年度使用額が生じた。 2018年度の残額は、英語論文の投稿に向けた英語校正の費用、および2020年3月に参加予定の北米比較・国際教育学会(CIES)年次大会の参加にかかる参加費(および旅費の一部)として使用する予定である。
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Research Products
(1 results)