• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2016 Fiscal Year Research-status Report

市場原理に基づく教育改革の成果と変容に関する実証的研究

Research Project

Project/Area Number 15K17389
Research InstitutionJapan Women's University

Principal Investigator

山下 絢  日本女子大学, 人間社会学部, 准教授 (80614205)

Project Period (FY) 2015-04-01 – 2019-03-31
Keywords学校選択制 / チャータースクール
Outline of Annual Research Achievements

(1)平成28年度は,所属大学の海外研修を活用して,1年間Teachers College, Columbia UniversityにVisiting Scholarとして滞在し,米国の学校選択制に焦点をあて,その実態と意義についての理論検討および実地調査を行った。なかでも2000年前半に日本でも盛んに議論が行われていた米国のチャータースクールについての検討をニューヨーク市の事例をもとに行った。またDonald Trump新大統領の誕生により,教育バウチャーやチャータースクールの推進者であるBetsy DeVosが教育長官に就任したことにより,その新しい動向についての把握も行った。

(2)日本の事例については平成27年度に行った分析結果をブラッシュアップし,学校選択制をめぐる新たなデータ整備をするともに論文の執筆を進めた。近年,米国における教育政策研究では,因果効果に関する議論や手法に関して多くの発展がみられ,そうした成果を本研究でも取り入れるように努め,論文を執筆途中である。来年度以降,学会報告や学術雑誌への投稿を行う予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

(1)米国の学校選択制の状況については,コロンビア大学の図書館や関連するセンターにおいて資料収集を行うことができた。また,関係者へのインタビュー調査(実地調査)を行うこともできた。なかでも複数のチャータースクールの関係者や研究者とコンタクトをとることができ,海外の研究ネットワーワークを広げることが出来たことは大きな成果であった。

(2)日本の学校選択制の事例については,データ整備を行うとともに,平成27年度の分析結果に関する論文執筆を進めた。

Strategy for Future Research Activity

(1)米国の事例検討に着手し,文献収集やデータ収集を行うことができたが,得られたデータの分析および論文の執筆作業が残されており,この作業を次年度に行う。
(2)日本の事例については,現在執筆途中の論文を次年度に完成させる予定である。

Causes of Carryover

為替レートが大幅に変動し,その差額分が生じた。

Expenditure Plan for Carryover Budget

実地調査のための旅費に充当する予定である。

URL: 

Published: 2018-01-16  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi